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石破氏「国会法改正を」

 自民党の石破茂幹事長は8日のNHK番組で、特定秘密保護法が漏えいを禁じる「特定秘密」の内容を国会が監視するため、衆参両院に常設の委員会を置く国会法改正を議員立法で目指す考えを明言した。中身を公開しない「秘密会」となる委員会で、国会議員に守秘義務を課す必要性も指摘した。野党はそろって6日深夜の与党の採決強行を批判した。

 国会法改正について、公明党、民主党、みんなの党、生活の党の幹事長は同じ番組で同調。ただ民主党の大畠章宏幹事長は、監視組織の整備が課題となっていることに関し「法律に重大な欠陥があったということだ」と主張した。

 日本維新の会国会議員団の松野頼久幹事長は憲法で国会議員発言に免責特権が認められている点に触れ、国会議員に守秘義務を課すことの問題点を挙げた。共産、社民両党は「特定秘密保護法の問題点の本質を変えない」(共産党の市田忠義書記局長)と反対する考えを示した。

 石破氏は「まだ法施行まで間がある。チェック機関も含めて詰めるのがわれわれの責任だ」と強調。チェック機関として内閣府に設置される予定の「情報保全監察室」について、独立性を担保するため国家行政組織法3条に基づく「3条委員会」を検討すべきだとの認識も示した。

 6日の採決に関し、松野氏は「国会運営が稚拙だ」と指摘。みんなの党の浅尾慶一郎幹事長も「参院の審議があまりに短い」と述べた。(共同)

 [2013年12月8日12時58分]

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