自動車担保ローンとは、所有している自動車を担保に借り入れを行うものです。「自動車を売りたくはないが、一時的に融資を受けたい」そんな時に使えるローンでしょう。
《自動車担保ローンの種類》
このローンには主に2種類あります。自動車を預けるタイプのものと預けないタイプのものです。
自動車を預ける
●基本的に、自動車の査定額内の融資が受けられます。自動車の査定額は、型式、年式、走行距離などによって変動。自動車を預けないタイプの融資より自動車の老朽化や事故の可能性などがないため、こちらの方が査定額は高く融資額も増える傾向がある。
自動車を預けない
●「自動車をいったん買い取り、改めて自動車を元所有者に貸し付ける」という形式を取る。自動車のリース料という名目で金利を徴収するパターンです。
ただ、このような場合は、金融業者は独自の査定を行うため、その金額は一般的な売却金額と比べてだいぶ安い場合があることに注意しましょう。
自動車担保ローンは、不動産担保ローンや証券担保ローンなどと比較すると、一般的な信用度は低いといわざるを得ません。ですので、融資される先を明確に把握することが大切になってきます。
まずはご自身がお持ちの自動車と各金融業者の特性を調べ、信用度の高い金融業者を選ぶ努力をしましょう。
ちなみに、ローン返済中の自動車を担保にして融資を受けることはできません。ローン返済期間中の自動車の保有者は、ローンを請け負っている会社となるからです。