BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ドル103円前半、米シカゴ大教授「(米雇用統計結果)自信がもてない」
[東京 9日 ロイター] -
<16:23> ドル103円前半、米シカゴ大教授「(米雇用統計結果)自信がもてない」
ドルは103.08円付近で小動き。ユーロは141.25円付近で同じく小動き。
2013年のノーベル経済学賞を受賞した3人のうちの1人である米シカゴ大のユージン・ファーマ教授は7日、ロイターとのインタビューで、予想以上に強い内容となった11月の雇用統計について、「自信がもてない」と述べ、失業率が7%に改善した唯一の理由は、人々が求職をあきらめたからだ」とし、米国がリセッションを上手く脱したとは思っていない、と述べた。
ファーマ教授はまた、欧米諸国で膨らむ財政赤字が世界経済の脅威となっており、2014年に世界がリセッション(景気後退)に陥る現実的なリスクがあるとの認識を明らかにした。
教授は「金融市場で欧米の債務が信用を失い、資金調達ができなくなる時が来るかもしれない」と指摘した上で「リセッションが起こるとすれば、それは世界的なものになるだろう」と警告した。
11月の米雇用統計での労働者グループ別の内訳では、成人男性の失業率が6.7%、成人女性が6.2%、ティーンエージャーが20.8%、白人が6.2%、黒人が12.5%、ヒスパニックが8.7%と、前月から大きな変化はなかった。全失業者の37.3%を占める長期失業者数は410万人で、前月からほぼ横ばいだった。 い。
*長期フィボナッチ・リトレースメント半値戻しの78.69はまだ試されておらず、目先のターゲットに。
*週足が下値支持ゾーンの下限である78.1を割り込めば、長期的な売りシグナルが点灯する。
*BUZZはコメント・分析サービスで、筆者の個人的見解に基づいて書かれています。 52億円の赤字と過去最大の赤字を計上していた。
<08:50> BUZZ-日経平均先物は1万5625円前後、株高続き円に売り圧力
*シンガポール市場で取引されている日経平均先物は、現在1万5625円から1万5630円付近で推移。前週末終値から300円超上昇の水準。
*外為市場では、アジア市場でも株価の上昇基調が続けば、円に売り圧力がかかり続けるとの見方が多い。
*アジア市場では豪株式市場が小幅高でスタート。その後は前週末比横ばいに。
<08:49> ドル103.17円付近、IMMで投機筋の円売り越し13万枚超す
ドル/円は103.17円付近。日経平均株価 の上昇を見越して円安気味に振れている。ただ、足元では投機筋の円売り越し幅が一段と拡大しており、株高基調が途切れた場合に円売りポジションが巻き戻されることへの警戒感も根強い。
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の取組(12月3日までの週)によると、投機筋のドル買い越しが減少した。ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する取組高は198億5000万ドルの買い越しで、前週の203億9000万ドルから減少。ただ、5週間連続の買い越しとなった。
通貨別では円が13万3383枚の売り越し。売り越し幅は前週の12万3202枚から一段と拡大した。
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