インドネシア・バリ島から来た子どもとハイタッチする巨人・菅野=千葉県富津市内で
|
 |
巨人・菅野智之投手(24)が8日、野球を自らの手で世界に広めることに強い意欲を見せた。この日は千葉県富津市内で開かれたインドネシア・バリ島から来日した少年少女との交流イベントに参加。野球の伝道師として異国を行脚するという壮大な夢を掲げた。
「スポーツ大使みたいなことを機会があればやってみたい。野球が浸透してない国に興味があります」と菅野。投球の手本をみせたりバットを振ったり大忙しだったが、疲れはゼロ。終了後には「来年オフにバリへ行ってみたい。東京ドームの試合にも招待してあげられれば」と交流を続けることを宣言した。
インドネシアはバドミントンやサッカーが盛ん。バリ島の子どもたちは「野球」という言葉すら知らなかった。しかし、指導するうちにバットやボールを持つようになり、「次は試合を見たいよ」という感想があがった。大きな感銘を受けた菅野は世界への普及の大切さを痛感していた。
「スポーツの素晴らしさを感じた。野球の楽しさを伝えていきたい」
野球の伝道師となるには好成績を続けることが必要だ。来季は今季の13勝を越える白星を手に入れて、チームを頂点に押し上げることを最大の目標にしている。「来年は日本一になり、良い報告ができればと思います」と日本一奪回を誓った菅野。約束を果たし、1年後に笑顔で再会する決意でいる。 (川越亮太)
この記事を印刷する