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避難区域の米 省庁食堂でPR
12月09日 14時10分

避難区域の米 省庁食堂でPR
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原発事故を受けて、避難区域に指定されている福島県内の地域で、ことし栽培の実証試験のために収穫されたコメが、東京の環境省などが入る合同庁舎の食堂で9日から提供され、井上環境副大臣が安全性をアピールしました。
原発事故で避難区域に指定され、コメ作りが中断されている福島県川俣町の山木屋地区と飯舘村では、ことし、除染が行われた一部の田んぼで、再開に向けた栽培の実証試験が行われました。
この中で、収穫された540キロの新米が、東京・千代田区の環境省などが入る合同庁舎の食堂で9日から提供されることになり、井上環境副大臣と浮島環境政務官が、新米で作ったおにぎりを試食しました。
井上副大臣は「おいしくいただきました。大変な努力をされてできたお米なので、おいしさもひとしおだと思います」と述べ、安全性をアピールしました。
福島県によりますと、収穫されたコメからは放射性物質は検出されなかったということです。
避難先の仮設住宅から通って実証試験に協力した川俣町の農家の男性は「確実に除染をすればおいしいお米が作れることが分かったので、皆さんに食べてもらえるように今後も努力していきたい」と話していました。
実証試験で収穫されたコメの提供は、12月17日まで行われます。