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ジョーダンやないで!虎D2・横田、NBA超え垂直跳び80センチ

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甲子園歴史館で2003年のチャンピオンフラッグを見る(左から)阪神・横田、山本、陽川、梅野、岩貞=甲子園球場(撮影・白鳥恵)

甲子園歴史館で2003年のチャンピオンフラッグを見る(左から)阪神・横田、山本、陽川、梅野、岩貞=甲子園球場(撮影・白鳥恵)【拡大】

 虎戦士が、いや、世界のトップアスリートが舌を巻く数字をたたき出した。垂直跳び80センチ!! 数字を見ただけで、嫌でも期待が高まっていく。18歳の横田が、抜群の運動神経を披露した。

 「身体能力には自信を持っています。足は何もしなくても速かったし、生まれ持ったものもあるかもしれないですね」

 新人唯一の高校生が、胸を張った。さすがは元ロッテの真之さん(51)を父に持つサラブレッドだ。50メートル走6秒1、遠投105メートル。大型外野手としての高いポテンシャルは噂通りだった。

 計測した伊藤トレーニングコーチは「チームでもナンバーワンクラス」と証言した。阪神では大和らが得意だが、プロ野球選手の平均は約60センチ。入団前の高校生が20センチも上回ったのだから、驚きだ。他競技を見渡しても来年2月のソチ五輪でメダルを狙うフィギュアスケートの羽生結弦(19)=ANA=は70センチ前後。バスケットボールの日本代表・五十嵐圭(33)=三菱電機=が74センチ。NBA(National Basketball Association=米プロバスケットボール協会)でも平均すれば70センチといわれているのだから、いかに横田がすごいかわかる。

 中村GMは「糸井(オリックス)のようなタイプ」と評するが、糸井の垂直跳びは87センチで、はや射程圏内。さらに数字だけではない。同コーチは「2回とも同じような数値で安定していた。着地も体に無理のないきれいな形で、すぐに次の動作に移れる飛び方。身体能力が高い」と続けた。

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