兄貴分だった徐在応は「よくしてくれる奴なんで」と報道陣に説明【拡大】
可愛い後輩をよろしく頼む!! 虎の新守護神にとって、「韓国のアニキ」ともいえる徐在応が報道陣に異例のお願いだ。日本プロ野球選手会に招待され、訪れた東北の地。呉昇桓への接し方を問われると、韓流スターばりの甘いマスクを崩して、こう答えた。
「彼は表情を変えないし、寡黙だけど、変だと思わずにコミュニケーションをとれば、よくしてくれる奴なんで…」
呉昇桓が、韓国内で「石仏」と呼ばれるほどのポーカーフェースを貫くスタイルは知られるところ。しかし、裏を返せば、一見とっつきにくい印象を持たれかねない。報道陣の数は世界一とも言われる阪神球団。さらに、母国のメディアが殺到するのも確実だ。初めての異国の地。周囲の誤解を招かないよう、少しでも、ストレスを軽減しようという優しさから来る発言だった。
徐在応は、呉昇桓を最もよく知る男だ。2006年、13年のWBCでは韓国代表として、ともにプレー。「彼をよく知っている。WBCでもホテルは相部屋だったんだ」と笑う。弟分の阪神入団が決まってからも、頻繁に連絡を取り合う仲だ。
「彼が(阪神と)契約した日も会ったし、僕が(今回)日本に来る前にも会ったよ(笑)」
4日にソウル市内で行われた調印式&入団会見後には顔を合わせ、「おめでとう。新人の気持ちで一生懸命やれ!!」と激励したという。当然、最速157キロの直球を武器にする好投手の実力には心配していない。