2013.12.9 05:02(2/2ページ)

城島超え!阪神D4・梅野、背筋力224キロ計測

特集:
2013ドラフト会議
甲子園歴史館で2003年のチャンピオンフラッグを見る(左から)阪神・横田、山本、陽川、梅野、岩貞=甲子園球場(撮影・白鳥恵)

甲子園歴史館で2003年のチャンピオンフラッグを見る(左から)阪神・横田、山本、陽川、梅野、岩貞=甲子園球場(撮影・白鳥恵)【拡大】

 虎の正捕手を狙う若者は、身体能力もズバ抜けていた。D4位・梅野が叩き出した背筋力は224キロ。この数値、あの城島氏が別府大附高(現明豊高)から1995年のドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)に入団した時に記録した、220キロをもしのぐ。同じ九州出身の22歳が、驚異の肉体を披露した。

 「ウエートとかはそれほどやっているわけではないので、野球の中でついた筋力と思っています。自分は体が大きくないですし、身長にも恵まれていない部分があるので、体全体を使って無駄のない動きがしたい」

 1メートル73、80キロと大型選手ではないが、秘めたるパワーを証明した。球界屈指の強肩強打の捕手だった城島氏のルーキーイヤーと比べて遜色無し。さすが「城島2世」と呼ばれるだけはある。計測した伊藤トレーニングコーチも「200キロを超すというのは、身体能力が高い証拠ですね」と絶賛した。

 福岡大では1年春から全試合に出場し、1年秋から6季連続でベストナインを獲得。今年の日米大学野球では代表の主将も務めた。大学通算28本塁打の打力を、プロでも発揮してみせる。

 「体のデカイ選手には負けたくない」と気合も十分。偉大な先輩の背中を追い、梅野がその才能を開花させる。

(紙面から)