こう書けば私も悪魔になりますが・・ま、仕方ないでしょう。
物凄く長いエントリーになります。
基本的に外国人船員への差別と、遠洋漁船の違法操業問題です。重くて長いですが、夕食も取らずに頑張って書きました。 ぜひ気が向いた時にでもお読みください。
・韓国人は悪魔でした
ニュージーランド政府が2月に出したある報告書に、次のような内容が書いてあります。
「(外国人)船員に対する低賃金と虐待に対する数多くの疑惑と報告が提起されてきた。 本調査団に提起されたすべての抗議は、ある一つの国に対するものである」
記事によると「国内ではほとんど報道されていないが」、韓国の遠洋漁船においての外国人船員たちへのセクハラ、虐待、低賃金などがニュージーランドなどでかなり大きな問題として扱われているとのことです。
2011年6月、韓国ではツナ缶などで有名な「サゾ」グループの遠洋漁船「オヤン75号」から、インドネシア船員32人が船から逃げ出し、ニュージーランド政府に衝撃的な内容を知らせました。
「韓国人は悪魔でした。冷凍庫の管理者が、ステンレスファンで僕の友のインドネシア人の頭を殴りました。その友人、頭が裂けて鮮血が飛び散って血が流れているのに、韓国人の管理者はそのまま放っておけといいましたよ。 'Indonesian no touchy,no stitchy'と言い、インドネシア人は縫ってやる必要なんかないと、誰も助けてくれなかったです。 私が縫ってやりました」
「インドネシアの友人がご飯を食べているのに、突然韓国人の甲板長が友人の頭の上に米袋を投げて、友人の頭を殴りました。 息がつまって、息をすることができなかったです」
「ご飯を食べていたのに、韓国人の甲板長がズボンを脱いでとお尻を見せながら僕たちを戯れました。 また、自身の性器を出して、触れと強要しました」
実はその1年前、2010年に沈没したオヤン70号から脱出した船員たちもそうでした。沈没した船から逃げてきたのに、まるでチャンスに巡り会えたみたいに今までの虐待を訴えたそうです。
・ニュージーランドの怒り
ニュージーランド政府は2月、「外国漁船の運用に対する関連部署調査報告書」で、漁場管理基準、船舶安全、雇用・労働条件、虐待など各種問題と関連して、韓国の遠洋業者の不法行為を認めました。
ニュージーランド政府は報告書の「国際的評判」項目で、「2011年中、船舶安全、(外国人船員の)労働条件、船長と幹部による身体的・性的虐待、低賃金と勤労時刻表操作があるという疑惑と抗議が提起された。 労働搾取と基準未達の労働条件に対するこういう疑惑が進歩的で公正な国家というニュージーランドの評判に害悪を及ぼしてきたという点に疑いの余地がない」と明らかにしました。
続けて報告書は「評判に害悪を及ぼすと報告された事件の大部分は韓国の漁船で広がったと見られる」、「特定韓国遠洋業者と漁船の名前がこういう脈絡で反復的に登場する。 虐待疑惑は大部分インドネシア船員たちに向かっている」となっています。
・相次ぐ問題・・シンジ号
サゾグループの遠洋漁船だけではありません。 別の遠洋漁船である「シンジ号(多分、新地号?)」の場合は、労働条件などに対するニュージーランド政府の調査に返事を拒否したため、ニュージーランド労働部はシンジ号が外国人船員を雇用できないように処分しました。
また、船舶安全基準を守っていないため、ニュージーランド農林部はシンジ号の操業許可そのものを剥奪しました。
・相次ぐ問題・・海賊扱い?
2010年12月13日には南極海で操業中だったインソン実業の船舶が沈没しました。 当時、船には韓国人8人、中国人8人、インドネシアの11人、ベトナムの11人、フィリピンの3人、ロシア人1人など42人が乗っていましたが、この中で20人だけが生存しました。
南極海を管理する南極海洋生物資源委員会(CCAMLR)会員国は、操業中の事故でこんなに多数の人命損失はほとんど初めてだったので、その事故経緯に大きな関心を見せました。
しかし、韓国政府が提出した事故報告書は僅か3枚。 報告書によれば、外国人船員はそれぞれ違った6個のエージェンシーを通じて韓国船舶に雇用されていて、安全マニュアルは韓国語だけが提供されていたとのことです。緊急事態に対する対応は全くありませんでした。 結局、死亡者の殆どは中国・インドネシア・ベトナム・フィリピン出身の船員たちでした。
インソン実業は、他にも各種保存措置を何年も違反しているそうです。2011年にはCCAMLRで定めた操業制限量の4倍近くを乱獲、「IUU」に登載されるところでした。
IUUとはIllegal、 Unreported、 Unregulatedのことで、記事によると「事実上、海賊船だという意味」とのことです。
この業者を守ったのは韓国政府。
政府の「涙ぐましい保護(By ソース記事)」で、海賊の烙印は避けることができたそうです。
・相次ぐ問題・・韓国最大手、ドンウォン産業
韓国遠洋業界の大手、ドンウォン産業も太平洋での非道徳的操業形態で国際社会の非難を受けています。
2011年11月、ドンウォン産業の遠洋漁船で働いていた外国人ヘリコプター操縦士が良心宣言をしました。 彼がしたことは、ヘリコプターに乗ってマグロの群れを捜し出して漁船が打っておいた網中に追い立てること。 彼はドンウォンの遠洋漁船がFAD(Fish Aggregation Devices)と呼ばれる集魚装置を利用してマグロを無作為で獲っていると暴露しました。
記事によると、「この集魚装置は、一種の大きい筒発だ。この装置はマグロ操業船が目標とするマグロだけでなく、アカエイ、イルカ、海亀なども無作為で獲る。
この装置にひっかかった幼い魚の群れはその瞬間死んでしまうため、その場で網ごと海で捨てる。 ドンウォンの船が通った跡には、このような幼い魚たちの血があふれる」そうです。
・韓国があんなに非難していた「帝国主義」に似ている
ソース記事のハンギョレは、ドンウォンやサゾのこのようなやり方を帝国主義に例えます。
「(このような乱獲や規則違反は)去る18世紀からひたすら挑戦と征服欲に捕われて全地球の海を荒らしながら新大陸の原住民たちを残酷に殺害し、南極海の鯨とオットセイを虐殺した西欧帝国主義の論理がそのまま生きている。
先に見つけた者が持ち主だ!(Finders,keepers!) それで資源の先行獲得と収奪を正当化する帝国主義論理そのままだ。 彼らからは資源乱獲で荒廃していく海に対する憐憫と省察など見いだせない」
他にも、国際社会で韓国遠洋漁船に対する不法漁業疑惑調査件数は2010年4件→2011年39件で急増しました。 大部分が操業制限量を渡す超過漁獲と操業規則、各種保存措置違反です。 ヨーロッパ連合執行委員会は韓国漁船8隻に対して不法漁業疑惑を調査し、インソン実業の問題を発見しました。そしてインソンを30次CCAMLR例年会議で不法操業リスト(ブラックリスト)に登載することを提案したとのことです。
・韓国政府は・・・
しかし、韓国政府は「アーアー聞こえない」状態です。
韓国政府は1950年代から国家経済発展の一環として、政策的に遠洋水産業界を支援してきました。
最近のサムスンを見れば分かるでしょう。諸般費用を一部補助したり融資したり・・法で定められているそうです。そのため、に韓国政府(農林水産食品部)と遠洋業界の癒着関係が深まったという指摘です。
記事は「政府がサゾとドンウォン、インソンなど遠洋業界のあらゆる不正と不法形態に対して目をつぶるのはこのためだ」としています。
そして「こういう癒着関係が今は遠洋業界と韓国政府に毒になっている」ときつい一言を放ちます。
・「ウリ」と「ナム」
余談ですが、最初に述べたインドネシア船員の人権問題で・・
国際民主連帯などがこの件で「差別を正して欲しい」と陳情書を提出しましたが、韓国の国家人権委員会は、この問題を棄却しました。
この件を担当した人権委の3人の1人は、ソウル大の教授で、「日本軍性奴隷戦犯女性国際法廷・南北韓共同起訴団」の検事を担当していた人です。
日本軍を相手していた売春婦たちの人権には命をかけても、インドネシア人の人権には大して興味がなかったみたいですね。
・ソース
こういう記事があるから侮れない、左派新聞のハンギョレです。 反日と親北になると暴走しますが・・(笑
http://media.daum.net/society/labor/newsview?newsid=20120514113024062&cateid=100001&RIGHT_COMM=R12
http://media.daum.net/foreign/others/view.html?cateid=1046&newsid=20120124165008494&p=hani
※過去エントリー追加します
ゴミの海洋廃棄について
※2012年からやめるはずでしたが、続報がありません。
http://ameblo.jp/sincerelee/entry-10950382601.html
そして、業者のストライキについて
http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11001749799.html
ヨスエキスポなど、海をアピールしている韓国としては、本当に「二重の顔」としか言い様がありません。まだの方は御一読を。