ラジ館PRESS様
【特別企画第2弾】『艦これ』大ブームに「軍艦書籍界」はどう変化したのか? ~協力:書泉ブックタワー~
――『艦これ』のヒット後、軍艦モノの書籍の売上はどうなりました?
熊澤: かなり上がっています。今まで購入層は30代後半~40代の方がメインでしたが、
最近では高校生や20歳前後の方も買われていきます。
しかも、男性だけ じゃなく、女性も。先日は軍艦コーナーで2人組の女子高生が、
「○○という戦艦は○○を搭載していてここ戦って……」と熱い議論をしていましたよ。
なかな か見られなかった光景です(笑)。ちなみに、最年少だと14歳ぐらいですね。
――売上が上がったなと感じた時期はいつですか?
熊澤:
『艦これ』の登録者数が80万人を突破した9月ぐらいからですね。
明らかに軍艦系の書籍全体が伸びていました。
大日本絵画さんの軍艦物の雑誌を多く入荷し
たにも関わらず、すぐに売り切れたこともありましたよ。
表紙に艦娘「雪風」のイラストが載っていた影響もあると思いますが、今までにない事態に驚きです。
『艦これ』の特集が組まれた『月刊コンプティーク
2013年10月号』が発売されたのもその頃ですね。
発売日当日、かなりの数を仕入れていましたが、ものの10分で売り切れて唖然としたのを覚えています
(笑)。
あれは……凄まじかったですね……。それから仕入れ数は通常の10倍~20倍になりました。
――漠然とした質問になりますが、今後、軍艦系の書籍はどうなっていくと思いますか?
熊澤:そうですね……。萌系のものが増えていくんじゃないかと思います。
美少女で解説する『日本海軍艦艇』などを出されているイカロス出版さんあたりが強いかもしれませんね。
今は本物の軍艦と『艦これ』を繋ぐ、いわば中間に当たる書籍が熱いですから。
また、最近ではライトノベル(ファミ通文庫『艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!』)なども
売れ行きが好調なので、その辺りの動向にも注目ですね。……
入荷したときは軍艦のコーナーに置いていいのか迷いましたけど(笑)。
――ありがとうございました!
以上抜粋
全文はラジ館PRESS様よりどうぞ!
書籍も売り切れが続出したり、プラモデルも数倍の売上になったりと
アニメや後続書籍などもありますし、これからも艦これの勢いが凄そうですね!