特定秘密保護法案に反対し、国会前でシュプレヒコールをあげる大勢の人たち=東京都千代田区で2013年12月6日、手塚耕一郎撮影
特定秘密保護法の重大な欠陥
政府は同法成立を受け、内閣官房に準備室を設置し、来年12月までの施行へ向けた作業を本格化する。専門家による情報保全諮問会議を設置し、特定秘密の指定基準や秘密を扱う公務員らの「適性評価」基準を作成。政府は施行までに秘密指定を検証する情報保全監察室を内閣府に、保全監視委員会を内閣官房にそれぞれ設け、「万全の態勢」を強調するが、政府内に置かれるチェック機関が不当な秘密指定を防止できるかは不明だ。