江田前幹事長が離党表明 新党目指す12月8日 15時19分
みんなの党の江田前幹事長は東京都内で講演し「みんなの党は結党の原点を忘れ、変わり果ててしまった。もう限界だ」と述べ、9日、離党届を提出し、新党の結成を目指す考えを明らかにしました。これに対し、みんなの党の渡辺代表は「江田氏には党を出ていってもらう」と述べ、党を離れるよう求めました。
みんなの党の江田前幹事長は東京都内で講演し、「みんなの党は、結党の原点を忘れ、変わり果ててしまった。もう限界だ。これ以上選挙をしても伸びない」と述べ、9日、離党届を提出することを明らかにしました。
そのうえで、江田氏は「捨て石の覚悟で政界再編をし、国民本位のまっとうな政党をつくっていく。しがらみのない議員を次の選挙で勝たせ、引き続き仕事をやってもらえるような枠組みをつくっていくのが、私の使命だ」と述べ、新党の結成を目指す考えを示しました。このあと江田氏は記者団に対し、「あす、すがすがしい気持ちで離党届を出す」と述べました。
また、江田氏は、みずからに同調する議員がいることを明らかにし、「特定秘密保護法を巡る迷走や、渡辺氏の党運営などに対し、不満と批判が党内に渦巻いている。そういった思いを持っている人が、党に居続けることはできないと判断しているのではないか」と述べました。
これに対し、渡辺代表は記者団に「江田氏の行為は政界再編は党の存続を前提にした『政党ブロック』で行うとした党議決定に違反する反党行為だ。江田氏には党を出ていってもらう」と述べ、党を離れるよう求めました。
また、渡辺氏は江田氏に同調する議員が出た場合について、「比例代表の議席は、党の議席であって、個々の議員の議席ではない。離党をするなら、議席を返してもらうのは当然であり、議員辞職勧告を出す」と述べました。
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