|
|
受賞作品
大賞
「今年の贈り物」 古谷田奈月
受賞者略歴
古谷田奈月(こやた・なつき) 1981年生まれ。 千葉県我孫子市出身、在住。 二松学舎大学卒業後、派遣社員としての勤務やアルバイトの傍ら執筆活動を開始、現在に至る。
受賞のことば
このたびはこのような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に存じます。そして、書く、書き続ける、ということが許された環境に心から感謝します。家族や友人たちの協力、応援、そして何より無関心に、私の時間は今日まで強く守られてきました。一人黙々と書き続けることが許されることは、私にとって、生まれてきたことを肯定されるのと同義です。それほど嬉しいことはありません。今回の受賞は、環境が私を生かしているという一つの大きな証拠になったと考えています。 同時に、この賞は私にとって大きな始まりを意味します。機会を与えてくださった選考委員の皆様、編集部の皆様に心より感謝申し上げます。
優秀賞
「きのこ村の女英雄」 鈴木 伸
受賞者略歴
鈴木 伸(すずき・しん) 大学卒業後、コナミスポーツ株式会社に入社。 ジムトレーナー、水泳のコーチ、スタジオインストラクターなどの業務から管理者へ。 病気により退職。快復後は転職し、現在に至る。
受賞のことば
作品以外で話すことが得意でないため、語録からひとつを紹介することで受賞の言葉にかえさせていただきます。
『傲慢と謙虚』
何歳生きても未熟。 未熟だからこそ、人間は死ぬまで成長できる。
傲慢という雨は、成長の芽を殺す。 万物を師とするためには、謙虚を常とせよ。
受賞にあたり、皆様に心から感謝しております。
選評
荒俣宏
小谷真理
椎名誠
鈴木光司
萩尾望都
|
|
|