前半、先制ゴールを決め、佐藤(右)と抱き合って喜ぶ広島・石原=カシマ【拡大】
試合は、広島のキックオフで始まった。
前半3分、広島は右CKからゴール中央の水本が頭で合わせたが、GKの正面に終わった。5分には右サイドをドリブルで上がったミキッチのクロスに、ゴール左の佐藤が頭で合わせたが、マウスを大きく外れた。15分にも右サイドからのミキッチのパスを受けた高萩がエリア右を攻め込み、中央から石原も突っ込んだが、GKに阻まれた。序盤は、広島がボールを支配し右からの攻撃を多用した。
広島は35分、ハーフライン付近でパスをもらった高萩がDFを交わして前線に技ありの右足パス。これを走りながら受けた石原が、DFと競り合いながらも右足でゴール左に突き刺し、先制した。
鹿島は、日本代表の大迫が46分に相手DFを倒し、この試合2枚目のイエローカードで退場。数的不利になったまま前半を終了した。
広島は後半7分、相手DFに当たってこぼれたボールにエリア左にいた佐藤が、倒れ込みながら左足でシュートを放ったが、GKに阻まれた。
数的有利で攻める広島は35分、千葉から右サイドでパスを受けた清水が、中央の石原に絶妙のパスを送ると、石原が右足でシュートを決め、2-0とリードを広げた。試合は、そのまま広島が守りきり、2-0で逃げ切った。