2013.12.8 05:05(2/3ページ)

広島、最終節で逆転優勝!史上4クラブ目の連覇達成

広島のこの日の主役は石原(中央)。2ゴールを決め、逆転優勝に導いた

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 ベンチから選手たちが次々とピッチになだれ込み、歓喜の輪ができあがった。広島が2位からの逆転連覇。劇的な展開に主将のFW佐藤寿人(31)は興奮を隠しきれなかった。

 「本当に信じられない。勝って2位以上で終えることが僕たちにできることだった」

 首位の横浜Mと勝ち点2差で迎えた最終節。前半35分、佐藤が絶妙な動きでおとりになり、MF高萩からフリーでパスを受けたMF石原が先制ゴール。後半35分には再び石原が追加点を決めた。逆転優勝への絶対条件だった勝利を挙げると、横浜Mが川崎に敗戦。残り2試合で勝ち点5差の絶体絶命をはねのけ、史上4クラブ目の連覇達成に殊勲の石原は「結果もついてきて最高です」と胸を張った。

 昨季、佐藤は22ゴールで得点王とMVP。しかし、今季は厳しいマークに遭い、17ゴールにとどまった。それでも、チームは日本代表GK西川を中心にリーグ最少の29失点。エースは「守備が崩れなかったのが大きな要因。後ろの選手に感謝したい」と話した。3日には広島市の松井一実市長が「2位でもいい」と発言。逆転Vに水を差された形となったが、結束が揺らぐことはなかった。

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