優勝し、チャンピオンボードを掲げる佐藤寿人ら広島イレブン=県立カシマ(撮影・川口良介)【拡大】
ブラジルW杯1次リーグの日本の対戦国が決定し、佐藤は「日本の力が発揮できれば、突破できる組み合わせだと思う」と感想を口にした。そして「これから選考が始まってくる。自分にも可能性はある。まずは広島で結果を出し続けられるように頑張りたい」とブラジル切符奪取もあきらめていない。
「まだ3連覇できる強さがない。もっと強いチームにしていきたいし、自分自身、もっとタフな選手になりたい」
連覇も通過点。向上心たっぷりのエースが自身の、そしてチームの道を切り開く。(白石大地)
サンフレッチェ広島
東洋工業蹴球部として1938年に創部。本拠地は広島市のエディオンスタジアム広島(5万人収容)。93年のJリーグ発足時から参加。2003、08年と2度のJ2降格を味わったが、再昇格後の09年以降は上位争いを繰り広げ、昨季J1初優勝。その他のタイトルは天皇杯優勝3度など。サンフレッチェは日本語の「三」とイタリア語の「フレッチェ=矢」を合わせたもので、広島にゆかりの深い戦国武将、毛利元就の故事「三本の矢」に由来する。森保一監督。小谷野薫代表取締役社長。
ACL出場権
日本サッカー協会はJ1優勝の広島と3位の川崎が来年のACL出場権を獲得したと発表した。広島は2年連続3度目、川崎は4年ぶり4度目の出場。残り1枠は天皇杯優勝チームに与えられ、既にACL出場を決めている横浜Mを含めた3チームのいずれかが優勝した場合は、J1で4位のC大阪が出場権を得る。
(紙面から)