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住宅井戸水からも発がん性物質 千葉12月2日 18時38分
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ことし10月、千葉県市原市の病院などで使われていた井戸水から、環境基準を超える発がん性物質の「テトラクロロエチレン」が検出された問題で、新たに周辺の住宅3軒の井戸水からも環境基準を超えるテトラクロロエチレンが検出され、市は飲み水として使用しないよう指導しました。
市原市では、ことし10月、千葉労災病院と病院に隣接する住宅で使われていた井戸水から、環境基準を超える「テトラクロロエチレン」が検出され、病院などでは井戸水の使用を中止しています。
これを受けて、市原市が病院の半径500メートルの範囲にある住宅の井戸水を対象に水質検査を行った結果、これまでに新たに3軒の住宅の井戸水から環境基準10倍から70倍上回る濃度のテトラクロロエチレンが検出されたということです。
健康被害の報告はないということですが、市はこの井戸水を飲み水として使用しないよう指導しました。
一方、最初にテトラクロロエチレンが検出された千葉労災病院の井戸水は、その後の検査では環境基準以下になっているほか、病院の近くを流れる神崎川からはテトラクロロエチレンは検出されなかったということです。
市原市によりますと、発がん性物質が検出された原因は特定できていないということで、引き続き調査を進めることにしています。
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