韓国が防空圏拡大を発表
日中と重複、不安定要因に
【ソウル共同】韓国国防省報道官は8日、防空識別圏を南方に拡大すると発表した。中国の防空圏設定を受けたもので、15日から発効する。日本と中国が防空圏を設定し、韓国が中国と管轄権を争う東シナ海の暗礁、離於島上空を含んでいる。
離於島周辺空域は日中韓3カ国の防空圏が重なり合う形となり、運用などをめぐり地域の不安定性が増しそうだ。拡大した防空圏は韓国・仁川の飛行情報区に一致する形で設定され、日中の領空には重なっていない。報道官は「国際ルールに合うもので、民間航空機の運航は制限されない」と強調した。(共同通信)
【 2013年12月08日 15時20分 】