横浜M悪夢の連敗 涙の俊輔「プラスに考えれば2位で終われた」
2013年12月08日 12時14分
<川崎1-0横浜M(7日)>無情のホイッスルが鳴らされると、主将のMF中村俊輔は静かにしゃがみこんだ。
グラウンドに四つんばいになったまま、しばらく動けない。アウェーの地まで駆けつけてくれたサポーター席にあいさつに行くと、人目はばからず号泣した。
最後まで歯車が狂ったままだった。序盤からボールを支配され、主導権を握られた。後半9分には中盤で俊輔がボールを奪われ、そのまま速攻から川崎FWレナトに先制点を許してしまった。
勝ち点2差で横浜Mを追っていた広島がリードしていたため、優勝のためには勝利しかない横浜MはDF栗原、GK榎本哲も前線に出て攻撃参加したが、ゴールが遠かった。頼みの綱だった俊輔のFKは5回チャンスがあったが、相手GKのファインセーブもあり1本も決まらなかった。
「主将として、こういうところで勝たせる仕事ができなかった。ふがいない…」。試合後、俊輔は言葉を絞り出した。前節11月30日の新潟戦に続き2度もチャンスがありながら、つかみかけた優勝杯はこぼれ落ちた。
海外そして日本代表と経験豊富な俊輔でさえ「今回が一番苦しかった。自分のことだけでなく、それ以外のことにも気を使った」と重圧の2週間だったという。それでも「ネガティブに捉えるとアレだけど、プラスに考えれば2位で終われたし、上位勢には勝ってる」と目を真っ赤に腫らせながらも必死に前を向いた俊輔。この悔しさは天皇杯で晴らす。
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