ポジティブ思考で前を見据えた村田=東京・新宿区の帝拳ジムで(竹下陽二撮影)
|
 |
ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリストで、日本・東洋太平洋同級1位村田諒太(27)=三迫=のプロ第3戦が来年2月22日、中国・マカオで行われることが、7日正式に決まった。6日のプロ第2戦でデーブ・ピーターソン(27)=米国=に8回TKO勝ち。無名ボクサーにてこずったことで課題も露呈したが、本人は前を見据えた。
さすが金メダリストだ。少々のことでへこんだりしない。村田はスーパーポジティブに前を見据えていた。
「今の段階で世界はまだまだ。でも、これからまだまだ成長できると実感できた。目の腫れがあるし、体は疲れてるけれど、脳みそは動きたがっている。今日からでも動きたい」
前日は、アマ時代のようにガードを固めて前に出る強引なスタイルで失敗。
中盤以降、基本通り左ジャブを使うようになって、ようやくペースをつかんだ。ジャブなしで金メダルをつかんだのだから、それを使えるようになれば、可能性は無限大だ。
プロモートを手がける帝拳・本田明彦会長は「2月22日のマカオは決定。来年は4試合。マカオ、国内、国内、外国の順になる」と明かした。世界の頂へ、村田の挑戦はこれからが本番だ。
この記事を印刷する