ドキュメンタリー 耳鳴り 〜ある被爆者の20年〜
初回放送日:1965年11月28日 放送時間:39分
第20回芸術祭奨励賞受賞
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「子と母か 繋ぐ手の指 離れざる 二つの死骸 水槽より出ず」
正田篠枝さんは、広島で被爆した。その凄惨をつづった歌集「さんげ」は、原爆批判に対する厳しい統制の下で出版された代表作である。原爆は、歌人の身体を貧血や耳鳴りで苦しめ、ついには乳がんで蝕む。死の恐怖に怯えながらも正田さんは、被爆者の辛酸と原爆の悲惨さを短歌で訴え、犠牲者の鎮魂を祈りつづけた。番組は、歌人であり母であり祖母であるひとりの被爆者の長い闘病の記録を通して、人として生きることの尊厳を描く。
NHKティーチャーズライブラリー
