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【プロ野球】

嶋が倍増1億2000万円

2013年12月8日 紙面から

球団最長となる4年契約で更改し、仙台市内の球団事務所で会見する嶋

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 楽天の嶋基宏捕手(28)が7日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉し、球団最長となる4年契約を結んだ。年俸は成績に応じた変動制で、来季は倍増の1億2000万円プラス出来高払い。正捕手としての活躍に加え、リーダーシップや人間性も高く評価された。

 7年目の今季は自己最多の134試合に出場し、好リードで楽天を球団初の日本一へ導いた。打率2割5分7厘、48打点。「自分の数字はたいしたことないけど、チームとして優勝、日本一を達成できた。捕手は勝って評価されるポジション。すごく充実した1年だった」と振り返った。

 「そんな評価をいただけると思っていなかった」と驚いた4年契約は、球団の手放したくない意思の表れだ。早ければ来季にも国内フリーエージェント(FA)権を取得する。安部井寛スカウト部長には「リーダーとしての資質を持っている。選手としても人間としても球団の中で非常に大きな存在」と絶賛された。

 この日もチームリーダーとして働いた。約1時間半の交渉のうち契約に関して話し合ったのは10〜15分程度。残りは「来年また優勝するために、チームが良くなるためにどういうところを直していけばいいか」、球団と意見を交換した。

 年俸は初めて大台を突破。「誰もが夢見る数字。奇跡ですね」と笑ったが、固定制の複数年契約は固辞した。「選手としても人間としても現状に満足したら下降線をたどる。引退するまで野球がうまくなりたいし、毎年優勝したい。もっと周りから尊敬される人間になりたい」。来季もグラウンド内外でチームを引っ張り、連続日本一を目指す。(小林孝一郎)

(金額は推定)

 

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