原監督、宮国に「大人になれ」

子供らとバルーン転がしをする宮国

　巨人・原辰徳監督（５５）が７日、宮国椋丞（りょうすけ）投手（２１）に“大人への脱皮”を期待した。沖縄・那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれた「ファンケル　キッズベースボール　チャレンジ　２０１３」＝報知新聞社主催＝にスペシャルゲストとして参加。沖縄出身の宮国について「今までは英才教育というか、特別に大事に育てられてきた選手。１３年は開幕投手からスタートしていろいろな経験をした。１４年は大人の選手として他と同等に扱える。横一線に並べられた中で新しい椋丞、大人の椋丞を見ていく」と話した。

　報道陣からの質問を受け、約２分も考えた上での答えだった。１９８８年の桑田真澄以来となる２０歳での開幕投手を務めながら、３度の２軍降格を味わうなど６勝７敗。指揮官は、この経験値が若武者を成長させるとみている。シーズン中、精神面の弱さを指摘する声もあったが「プロに入った選手に、精神的に弱い人は誰一人としていない。自分を信じないと」と首を横に振った。

　来季の宮国はプロ４年目。「横一線からのスタートを切る『元年』だと思う」。期待の大きさが垣間見えた。