2013年12月8日09時44分
【八百板一平、武田肇】戦地で負傷したり病気になったりした元兵士らが集う傷痍(しょうい)軍人会が各地で解散している。全国組織の財団法人日本傷痍軍人会も先月末に幕を下ろした。平均年齢が90歳を超え、組織運営が難しいためだ。太平洋戦争開戦から8日で72年になる。
今年度で解散する大阪府傷痍軍人会は、多い時は会員が4千人を超えたが、いまは118人。
「戦争がなく、新たな傷痍軍人は生まれなかった。私たちの代で解散できるのは喜ばしいこと」
最後の会長となる木南(きなみ)龍雄さん(92)=大阪市東淀川区=は45年6月、米軍の空襲で右目を失った。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!