年末年始の9連休は映画・音楽・アニメに浸る

【アニメ編】オタクのものだと決めつけず女性にもアニメを観てほしい――加藤夏希(女優／モデル)

加藤夏希(女優／モデル)

美しすぎる峰不二子の姿を見て自分に活を入れる

女優、モデルとして活躍し、さらに芸能界の中でも屈指のアニメ、ゲーム好きとして知られる加藤夏希さん。さまざまな顔を持つ加藤さんに、年末年始の過ごし方をうかがった。

「年末、休みが取れたら、まとめてアニメを観たいですね。普段から、シリーズものとかも録画をしておいて、一気に観るほうなので、でも今年は忙しくて、年末は休めそうにないんです」とちょっと残念そうな加藤さん。

「お正月は毎年、秋田の実家に帰って、いつも家族でスキーに行くんです。これは絶対に外せないですね。アニメを観るようになったのも、実家のお兄ちゃんの影響があるかな。実家に帰ると、おいてあるマンガを懐かしいなと思って読むことが多いですね。マンガも好きです。マンガを読んでアニメを観る場合もあるし、逆にアニメを観てから原作を読むこともありますし」

加藤さんが、いま、女性に一番オススメしたいアニメとは？

「いま、私の中で旬なのは『LUPIN the Third 峰不二子という女』なんです。今までの『ルパン三世』シリーズで描かれてきた峰不二子より、より女らしいというか、女を武器に使っている不二子が観られます。声優さんが、私の友人の沢城みゆきちゃんなんですが、かなりセクシー。女性が観てもドキドキしますよ。不二子が終始、裸なので(笑)。プロポーションがすごくいい。あんなに細いウェストにはなれないですけど」

『峰不二子という女』は監督が女性ということもあり、従来とは違う魅力が溢れているそう。

「より女性が憧れるスタイルになってるんですよ。音楽もすごくかっこいいですし。観ながら、美意識を高めなくちゃ、ってすごく思いました。自分に活が入るくらい、不二子は美しいです。1話完結なので、観やすいですし。『ルパン三世』シリーズでは、『カリオストロの城』も女性にはオススメですね。カッコイイ男としてのルパンが描かれているので。紳士ですし、すごくキュンとする場面が多いんです」

ゲームも大好きな加藤さん。ユニークなアニメの鑑賞方法を教えてくれた。

「お子さんがいる方には『ポケットモンスター』シリーズもおすすめです。映画版だと感動もあって、大人が観ても癒されるものがあるので。ゲームが好きな方は、『ポケモンX』『ポケモンY』というゲームを片手に観るのもいいですよ。私はゲームをしながら、アニメを観るのも好きなんです。ゲームの『どうぶつの森』がテレビアニメになり、劇場版にまでなったときは感激しました。うちの村とは当然違う話なのが、面白いんですよ。うちの村の村長はもちろん私ですけど(笑)」

好きな声優を追いかけてアニメを観るのも面白い

加藤さんにとって、アニメの魅力は、キャラクターの声を担当する、声優の魅力も大きいそう。

「私は声優さんで追いかけてアニメを観るのが好きですね。特に林原めぐみさんと、緑川光さんのファンなんです。お二人が出演していた『スレイヤーズ』シリーズが大好きで。林原さんは『新世紀エヴァンゲリオン』や『ポケモン』も有名ですが、実はアニメの『ハローキティ』シリーズもやっている。でも、ご本人は"キティちゃんのお友達です"としかおっしゃらないんですけど(笑)。林原さんの声が聞きたくて、キティちゃんのミュージカルを観に行ったくらい好きなんです。キティちゃんも、もちろんかわいいですし」

アニメを通して、人間関係も広がったと語る加藤さん。これは忙しい女性にとって、朗報かも。

「女性は、アニメなんてオタクが観るもの、と決めつけず、試しに好みの絵柄やキャラクターがいそうなものを観てみると、世界が広がると思いますよ。出会いのきっかけにもなるかもしれないし。私は何を考えているかわからない、ちょっとクールなキャラクターがタイプ。男性のツンデレというか(笑)。原点は『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面ですね。あと、母性本能をくすぐるキャラクターも好きですね。『青の祓魔師(エクソシスト)』は、もういろんなタイプの男の人たちが出てきて、どの人もカッコイイんです。こういうのを観ながら、女子トークで盛り上がるのもいいですよ」

では、もし冬休みが3日間取れたらどう過ごします？

「冬休みがもし3日間あったら、1日目はちょっと懐かしい気持ちに浸れる、学園もののアニメを観たいですね。『ママレード・ボーイ』や、『スラムダンク』や『名探偵コナン』とか。『ハチミツとクローバー』や『僕らがいた』もいいですね。2日目は、観たことのない作品に挑戦します。3日目は、友達を呼んで女子トークをしながら、『峰不二子という女』を観る。不二子を見習って、女子力をアップしたいですね(笑)」

最後に、とっても美肌な加藤さんにその秘訣を聞いてみた。

「シルクの枕カバーを使ってるんです。お肌の大敵は摩擦。シルクだと擦れないし、保湿力もあるから、目覚めた時しっとりするんですよ。同じ理由でシルクのパジャマもいいですよ」

シルクと不二子で、女子力アップが期待できそう！

Natsuki Kato

1985年秋田県生まれ。10代でモデルとしてデビュー後、CM、映画、ドラマなどで幅広い活躍を続け、同世代のファッションアイコンとして絶大な支持を受ける。『おねがいマイメロディ』『スレイヤーズEVOLUTION-R』などのアニメでは声優も経験。また、洋服やバッグ、サングラスなど、ファッションブランドのプロデュースも行っている。

衣装：ニットワンピース￥29400、ビジュー付ベルト￥38850、ブレスレット￥26250(以上PATRIZIA PEPE) ネックレス／￥12600(Ange Bloom) ピアス／￥20160(THOMAS SABO) リング／￥6300(Ange Bloom)
スタッフ：石津文子＝文山元茂樹＝写真 BANANA(BA management)＝スタイリング佐野友美(hair lounge BEACH)＝ヘア＆メイク