2013年12月7日05時41分
東京電力福島第一原発1、2号機の排気筒そばの配管で、毎時10シーベルト以上という極めて高い放射線量が測定されていた問題で、東電は6日、再計測の結果、最も高い場所で約25シーベルトと推定されると発表した。第一原発の屋外での最高値という。
これまでの計測で、鉄製の配管の2カ所で高い線量を出す場所があった。東電は配管の周囲8カ所の空間線量を計測し、線量計の値と距離から表面線量を推計。それぞれ、毎時約25シーベルトと同15シーベルトだった。
東電は「事故直後のベントで、溶け落ちた核燃料由来の物質が配管内に入り、残っている可能性が高い」と説明している。
この排気筒は高さ約120メートルある。9月には地上から約66メートルにある鉄骨が一部破断していることが判明した。東電は排気筒の補強や解体を検討するために、地上近くの高線量域の再計測を進めていた。
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