いつのまにやら300エントリ
いつの間にか300エントリになってたという話を書こうと思っていたのですが、『Hatenablog.com Site Info』を見たら「hatenablog.com」内のランキングで1位になってました。ありがとうございます。7月27日に更新を再開して4ヶ月と少しですか。
このランキングの信頼性は微妙ですし、古参の人々が移転しはじめてきた http://hatenadiary.jp などのドメインが含まれていないので所詮はコップの中の嵐です。そもそもPVが多いことで得することなんて殆どないですし、こういう記事を書く時か月末ぐらいしか気にしてません。月間PVも正確には把握してないんですよね。
ただ、せっかくなの自分の中のブログ論らしきものを一旦は終わらせるためにも、手の内を書いて行こうと思います。まー、そんな大袈裟な事は考えてないってのが実情なんですけどね。
ブログ大戦略
ブログのKGI(重要目標達成指標)については、これまでもさんざん書いているのですが「長く続けられる趣味を作ろう」が大目標であり、副次的に「楽しい」「思考ログ」「交流」「収入」「承認」あたりの報酬を少しづつ得られたらいいね!というスタンスです。なので自己満足もクネクネも広告も同程度には重要ですし、同程度には価値がありません。
行為には様々な動機があって性向の多元性と行為の展開する文脈の多元性において自己言及される動機は極僅かに過ぎないというのに、AはBなんだって殊更に定義するのはナンセンスだと思うんですよね。なのでパラメータ配分の問題になるのですが、私自身としては、どの報酬ベクトルについても大きなスカラー値を追いませんでした。面倒だし。
全ての報酬を承認に回したり、広告によってリーダビリティが下がるみたいな事をしてたら続かなかったろうねって思います。収穫逓減の法則というのがあって、あるラインまでは比較的簡単にいけるけれど、そこから先は維持する事さえ指数的に難易度が高くなるラインがあるというのが一般的です。パレートの法則も有名ですよね。どこかに特化して10にする努力をして他が疎かになるぐらいなら、二つの指標で8+8を狙います。
ブログ運営自体に限らず、この「指標」を見つけ出してプレゼンテーションできるかってのが本質的な「ブロガー力(ぢから?)」だと思っています。自身に合ったパラダイムを作るとはそういうことなのでしょう。
ブログ運営の自分ルール
自分に課したルールは以下の通りです。
- 1日1回は惰性でも更新する
- 必要以上に他者を煽らない
とりあえず決めたのは1日1回は書こうという事です。過去に「1週間に1回」「書きたい時に書く」というスタンスでやっていた頃は例外なく2ヶ月放置みたいな事をやらかしてましてた。なので、とにかく1回は書こうと。8月には店長が毎日更新の宣言をしていて、それに触発されて「1日2回更新するわ」となりました。流石に結構辛かったのですが、反動で1日1更新は余裕になりました。悟空が超重い服を着て過ごしたのと同じですね。
もうひとつは罵倒芸や炎上芸をしても自分が面白くないし、相手に迷惑です。粘着されても面倒ですし、そっち方向には堕ちないようにしてました。罵倒混じりで絡まれることは何度かありましたが、そういう人って単純な事実誤認や誤読を前提に話が進んでいたり、日本語が不自由だったりして、ノイズの多い文章に時間を裂いてあげる価値もないのでカジュアルにスパブロミュートです。
コメント欄については最初から『ブログのコメント欄を用意しない〜ブログ運営と一般意志2.0 - 情報学の情緒的な私試論β』ですね。可能な限り「顕名アカウントかつ自身のホームで発言して頂きたい」という願いがあります。感想をブログでほしいのです。そういう文章はちゃんと読もうと思いますし、なるべく返答しています*1。あと、はてブ連携でブログ更新して通知飛ばしまくるの勘弁してほしい。
ネタ探しと記事作り
特に意識はしていませんがRSS・読書・体験の三本柱ですね。どこかで気になる1文があったら、そこから自分の経験と紐付けて話をふくらますという事が多いです。あとは書いていくうちに勝手に結論らしきものがでてきます。連想ゲームがうまくいくと良い記事になるし、そうじゃない事もあります。ラジオや呑み会で与太話を喋ってるのと同じ感覚です。
基本的に出勤前の1時間〜1.5時間で書かないといけないので、時間との戦いです。文章術とかそういう事は全然してませんし、ほとんど一筆書きです。誤字が多いのは治そうと思いつつも単純に時間がないんですよね。最近は通勤時間にiPhoneで直してたりします。
ソーシャルメディアとの関わり
特に更新再開初期においては、はてなブックマークのお世話になりました。更新再開してすぐに『MacBook Proを売りに行ったらAppleIDとパスワードの提示を求められた話 - 情報学の情緒的な私試論β』を「普通の日記」として書いたつもりが大炎上してしまい、はてな怖い><ってなりました*2。ただ良くも悪くもそこから固定読者がついて、『太陽が眩しかったから、眠り続ける意志力、クリリン殺され待ちの悟空 - 情報学の情緒的な私試論β
』などの定番ネタも出来上がってきます。
そんななかで、はてなブログ側のリンク対策ととソーシャルメディア言及が増えたからか、Page Rankが急激に上がって、どんなネタで書いても検索結果に表示されるようになっていきました。イケダハヤトさんが「座布団」と表現してますが、その辺の安心感はありました。
そもそもPVのためにジャンルを絞れとか意味不明でしたし、ブクマに頼り過ぎると継続性がないので。もっとも検索エンジン最適化についても、Google様に握らせてるのにはかわりがなくて、ここも指標を多く持ちつつスカラー値を追わないってのが重要でしょう。強いて言えば「最適化」をしないのが戦略です。
Twitterも一時期は積極的にしてました。ブロガー同士の交流とか楽しいですよね。でも、ずっとそれをしてても時間がなくなってしまうので、現在は使用時間を減らしてます。iPhoneにクライアントを入れてないし。ブログのウィジェットで関連ツイートを表示するようにしていますので、そちらをさっと読むことが多いです。
普段は変化球や牽制球、時々は豪速球を狙いたい
殆どの人にとってブログは人生の5%以下と書いているのですが、時間で言えば1日1.2時間、お金で言えば承認などのオフバランスな報酬を含めて年間20〜30万円相当ってのがせいぜいでしょう。そこにはだから適当でよいって部分と、そうでもない部分が同居します。
常に練りこんで作るのは不可能ですが、時々は本気になれる程度の期待値です。BLOGOSに転載されるようにもなったので、そちらの方向も向きながらオピニオン(笑)を書く事もあります。油断しているところにぶっこむのが醍醐味でしょうか。
最近だとセツヤクエストがありますが期間限定なら大人気ない事をするのも楽しいです。それでもレシピまとめや動画まとめをしなかったんやで。とはいえ偽装結婚ネタは大炎上する書き方もできそうでしたが、エスケープしまくりで、その辺が自分の限界でもあります。
連続ブログ小説
どう読まれようが知った事ではないのですが、可能であれば人気記事だけでなく、普段のどうしようもない記事を合わせて読んで欲しい部分はあります。それらは一連の流れになっていて、ゼロから読むと味わいが半減してしまう可能性が高いので過去記事へのリンクを多くしている側面はあります。
ある行動は文脈ありきで行われるわけですが、その過程を毎回説明しても仕方がありません。連続テレビ小説を途中から見せてつまらないと思わせるのはこちらの能力不足もあるのですが、できれば点だけでなく線のアップダウンで読んで欲しいなーってのはあります。ここには○○の事しかないって印象はホッテントリで上がった点だけで見てるからだよねと。ガチの記事を続けて出さないって方針はそういう意味合いがあります。
手の内?
なんかつらつらと書いてましたが精神論じゃんこれってなってきました。もうちょっとテクニカルな話を次回にしましょう。言いたいことをまとめると、ひとつの指標に根を詰めると辛いし、自分の中の色々な動機を認識して適当にやれば継続性が高まるって事と、でも時々は大人気なくやった方が楽しいし、結果もついてくるって話。まー、生存バイアスを精神論で語るマンみたいでアレだけど。
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