韓国語会話の本を手に呉昇桓について語る安藤。僕が世話役となる(撮影・中川春佳)【拡大】
この日は日本オリンピック委員会の東日本大震災復興支援の一環で開かれた野球教室に参加した。最高気温2・7度。時折、雪も舞った。会場は屋内だったが、冷え込んだ。それでも、花巻市近郊の少年野球チームの子どもたち約200人は元気いっぱい。約3時間の交流を終えた右腕もエネルギーをもらった。
「(来季も)リリーフであれば、呉昇桓にしっかりとつなげるように頑張りたい」
呉昇桓よ、どんと飛び込んでこい-。2005年以来のリーグVへのキーマンを支えるため、来年37歳の安藤がひと肌脱ぐ。(小松 真也)
呉昇桓へのおもてなし発言
★11月30日 大阪市内のホテルで、OB会総会に出席した和田監督は「(ハングル語で)あいさつぐらいはできないとね。投手コーチや捕手には最低限のことは必要になる。あと(サインを交わす)二遊間か。ハングル語講座を開かないといけないかな」と発言。
★12月5日 大阪市内のホテルで、労働組合・日本プロ野球選手会の定期大会に出席した新選手会長の上本は「仲間全員に100%、意見が伝えられるようにしたい」と意思疎通の大事さを唱えた。
★同日 鳴尾浜で練習を終えた捕手の小宮山は「カタコトでもコミュニケーションを取れるようにしたい」と話した。
★同6日 西宮市内の球団事務所で契約交渉を済ませた藤井は「韓国語を覚えなくちゃいけないな。韓国料理の店も調べておかないと…」と明かした。
(紙面から)