練習中にかめはめ波のポーズを決める藤浪。素顔は19歳だ【拡大】
岩手・花巻市内で開催された「オリンピックデー・フェスタin花巻」に出席した侍ジャパンの小久保裕紀監督(42)は7日、来春キャンプの12球団視察を明言。藤浪晋太郎投手(19)にも期待を寄せた。
黄金右腕の成長を楽しみにしているのは、虎党だけではない。侍ジャパンの小久保監督がイベント後、自らの口で初めて「12球団全部行く」と来春キャンプの視察を明言。将来のジャパン入りが嘱望される藤浪への期待を問われ、「もちろん、もちろん」と力強くうなずいた。
来年2月のキャンプ巡り。選手たちをチェックする際のポイントは大きく2点だという。
「このオフでどれだけ、伸びているのか。どれだけ疲れが抜けているのか。解説者としてじゃなく、そういう(選考の)目で見ていくのが自分の仕事になる」
小久保ジャパンの初陣となった11月の台湾遠征は、先を見据え、26歳以下の若手を中心に25人のメンバーで臨んだ。3戦3勝と好スタートを切ったが、重要なのはこれからの伸びしろ。特に藤浪の場合は今季10勝を挙げ、シーズンをフル回転したことから、水面下での日の丸入り要請を球団が辞退を申し出ていた経緯がある。レベルアップとともに、疲労の回復具合を指揮官自ら、確認する意味合いが強い。
この日、藤浪は鳴尾浜でキャッチボールなどで汗を流した。年末年始も「体を動かすことは動かすと思います」と語った。虎が誇る19歳の若大将は、代表レベルでも注目の的になる。
(紙面から)