出番は流動的でも韓国内でニーズ【拡大】
新守護神が試合を締める度に韓国のお茶の間が熱狂する。呉昇桓の母国、韓国のテレビ局から早くも中継オファーが次々と球団に舞い込んでいることが判明した。球団首脳が目尻を下げた。
「大変ありがたいことに、かなり(韓国の各テレビ局から)多くのオファーを頂いている。こちらがビックリするぐらいだ。ありがたいですね」
先月中旬に呉昇桓を2年総額8億5000万円(サムスンへの移籍金、本人への契約金、年俸の合計)で獲得。球団幹部は当初韓国内での阪神戦中継について「呉昇桓は守護神。登板が試合展開によって左右されるだけにテレビ局としても読みにくいだろう」と分析していた。いい意味で裏切られたわけだ。
球団関係者は「(中継の)話はきている。これから代理店が入って交渉していく。ニーズがあるようだ」と想定していなかった営業収入ににんまり。グループの阪神コンテンツリンクが「Tigers-ai」として主催試合で自前の映像編集を行い、CS放送で放映、販売している実績もある。新たなビジネスチャンスにソロバンを弾いた。