3度の三冠王に輝いた落合モデルで打倒ゴメスだ【拡大】
長打力にさらに磨きをかける。すべてはライバルに打ち勝つため-。来季に向けて、新井が新たなバットをミズノ社に発注した。それは従来のタイプよりも長く、扱いづらいもの。自らに試練を課し、ゴメスとの「4番・一塁」対決に備える。
「バットは試しに使っていたやつを『またお願いします』、と頼んだ。従来使っていたものより長くて、ヘッドのところに重心がある」
これまで練習で使うことはあっても、試合で用いることは、ほとんどなかった。今季はゲームでは主に33・75インチ(約85・7)のタイプを使ってきたが、今回挑戦するモデルは34・5インチ(約87・6センチ)で、現行モデルよりも0・75インチ(約1・9センチ)も長い。グリップエンドもタイカッブ(短距離バッター向けで、グリップエンドが膨らんでいてバットの重心がより体側にある)から通常の形状に変更した。