間違った意味で使われている言葉
小学館が「間違った意味で使われている言葉」のランキングを発表した。
ランキングは以下の通り。
1位:ハッカー
2位:確信犯
3位:他力本願
4位:破天荒
5位:姑息(な手段)
6位:失笑する
7位:敷居が高い
8位:(話しの)さわり
9位:なしくずし
10位:悪びれる
私もほとんど間違っていた。
ハッカーは他の「パソコンへ不正侵入する人」という意味だと思っていたが、正確には「コンピューターやネットに詳しい人」という意味らしい。
確信犯は有名。
「悪いことであるとわかっていながら犯罪する人」というのは御用で、
正しい意味は「正しいと行為と信じて犯してしまう犯罪」のこと。
他力本願は「人まかせ」は誤用で、
「自らの修行などによらず、阿弥陀仏の力によって救済されること」という仏教用語らしい。
以下も調べてみた。(goo辞書調べ)
破天荒
“「豪快で大胆な様子」は誤用で、正しくは「だれも成し得なかったことをすること」らしい。”
姑息
“「卑怯なやりかた」は誤用で、正しくは「一時のがれ。その場しのぎ」らしい。”
失笑する
“「笑えない様子」は誤用で、正しくは「思わず笑い出してしまうこと。おかしさのあまり噴き出すこと。」らしい。”
敷居が高い
“「高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい」は誤用で、正しくは「相手に不義理などをしてしまい、行きにくい」らしい。”
(話しの)さわり
“「最初の部分」は誤用で、正しくは「話などの要点のこと」らしい。”
なしくずし
“「なかば強引に、無理やり」は誤用で、正しくは「物事を少しずつかたづけていくこと」らしい。”
悪びれる
“「悪いことをしたと認識している様子」は誤用で、正しくは「気おくれがして、恥ずかしがったり、卑屈な振る舞いをしたりする」らしい。”
ここまでわざわざ正しい意味を調べて書いては見たものの、
本来の正しい意味などは番組のネタやテストでは重要かもしれないけれど、
世の中の50%以上の人が本来とは違う意味で認識しているならば、
正しいのはそちらというべきだと思う。
言葉なんてものは「考えていることを伝える」ことが大切なのだから、
多くの人が認識している意味が『正しい言葉』である。
本来の正しい意味なんてテストでしか意味がない。