凡才と旦那の出会い
凡才は１９歳のときに旦那に出会った。
旦那は年上だ。
凡才は札幌に暮らし、旦那は首都圏に暮らしていた。
ふたりが出会ったのはＯＤＮのチャットだった。
私はインターネットに繋がったばかりの頃で、
タイピングも遅かった。
旦那は暇なときにチャットをしている人だったようだ。
彼女がいると言っていた。
凡才はその頃フリーだった。
私がキリンというＨＮで旦那がカバだった。
私はカバが旦那だとは知らないので、
動物の名前がついている人だと思って話しかけた。
すると、いい人だった。
なんだか出会いを求める人たちで溢れていたチャットだったが、
どうもこの人にはそんな気はさらさらないようだった。
その日は楽しくお互いの住んでいる地域のことなど話して会話を終えた。
数日後に私はフラミンゴとＨＮを変えていた。
旦那もクマになっていた。
アドレス交換も何もしていない。まさかクマが旦那だとは思わなかった。
私は動物の名前の人に話しかけた。
動物が好きだからだ。
そしてフラミンゴとクマは話した。
ほんの１分で、お互いに「あれ！？この間話した人かい？」と気づいた。
彼女と別れたんだと聞き、でもいいんだ明日デートだからと言っていた旦那に、
何だお前は、そんなやつなのかと暴言を吐くと、オレはそういうタイプではない！
いたって真面目だ！と反論してきた。
そこからチャット上で仲良くなって、アドレス交換をした。
私は母親の看病に追われていて、母の末期の状態や、
今、自分が苦しいことなどを話していた。
旦那はそれを嫌がることもなく、真剣にきいてくれていた。
当時は今ほどネット環境が整っていなかったので、
色々と苦労した。
ＩＣＱを使ったり、ネトミでテレビ電話をしたり、そんな懐かしい思い出がある。
お互い顔も知らなかった。
だた、性格はわかった。
幸い、変な怖い人ではなかった。
みんな、ネットは危険だらけだからね！！気をつけて！
顔も知らないうちから「付き合って欲しい」と言われ、
当時は私は自分にないものを求め、美形の人が好みだったため、
顔が精神的に受け付けなかったらどうしようと思ったが、
覚悟を決めた。
こんなに話していて楽しいなら、顔はどうでもいい！
「付き合います！」
それから母が亡くなるまで時間が全く取れないので
実際には会えなかった。
でも、すでに結婚の話も出ていた。
母がなくなって私がもうすぐ二十歳になろうとするころ、
旦那が札幌にやってきた。
変なやつだったら、札幌の街でまいて逃げてやろうと思っていたのだが・・・笑。
空港まで迎えに行って、約束の場所とは違う場所から旦那を確認した。
まるでテレクラのようだが・・・汗。
旦那はかわいかった。
もっとイカツイ人なのかと思っていたら、優しそうな男前だった。
はっ！！！男前だ！！！！！！！ばっちり好みだ！！！
こうして現実世界での遠距離恋愛が始まった。
私の一番つらかった時期をリアルタイムに支えてくれた人は
旦那だけだったから、旦那以外は考えられなかった。
私は、この人と結婚しようと決めていた。
運命の出会いってあるんだなぁ・・・
捨てる神あれば拾う神ありだなぁ・・・
と思った出来事でした。
ホント、出会い系じゃないのよ。
健全なチャット。笑。
まず、なかなか信じてもらえないけどね。
でもホントです。
だって、ＯＤＮの「健康」っていう部屋でしゃべってたんだから。
ほら、私、看病中だから「健康」に興味があって。笑。
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旦那は年上だ。
凡才は札幌に暮らし、旦那は首都圏に暮らしていた。
ふたりが出会ったのはＯＤＮのチャットだった。
私はインターネットに繋がったばかりの頃で、
タイピングも遅かった。
旦那は暇なときにチャットをしている人だったようだ。
彼女がいると言っていた。
凡才はその頃フリーだった。
私がキリンというＨＮで旦那がカバだった。
私はカバが旦那だとは知らないので、
動物の名前がついている人だと思って話しかけた。
すると、いい人だった。
なんだか出会いを求める人たちで溢れていたチャットだったが、
どうもこの人にはそんな気はさらさらないようだった。
その日は楽しくお互いの住んでいる地域のことなど話して会話を終えた。
数日後に私はフラミンゴとＨＮを変えていた。
旦那もクマになっていた。
アドレス交換も何もしていない。まさかクマが旦那だとは思わなかった。
私は動物の名前の人に話しかけた。
動物が好きだからだ。
そしてフラミンゴとクマは話した。
ほんの１分で、お互いに「あれ！？この間話した人かい？」と気づいた。
彼女と別れたんだと聞き、でもいいんだ明日デートだからと言っていた旦那に、
何だお前は、そんなやつなのかと暴言を吐くと、オレはそういうタイプではない！
いたって真面目だ！と反論してきた。
そこからチャット上で仲良くなって、アドレス交換をした。
私は母親の看病に追われていて、母の末期の状態や、
今、自分が苦しいことなどを話していた。
旦那はそれを嫌がることもなく、真剣にきいてくれていた。
当時は今ほどネット環境が整っていなかったので、
色々と苦労した。
ＩＣＱを使ったり、ネトミでテレビ電話をしたり、そんな懐かしい思い出がある。
お互い顔も知らなかった。
だた、性格はわかった。
幸い、変な怖い人ではなかった。
みんな、ネットは危険だらけだからね！！気をつけて！
顔も知らないうちから「付き合って欲しい」と言われ、
当時は私は自分にないものを求め、美形の人が好みだったため、
顔が精神的に受け付けなかったらどうしようと思ったが、
覚悟を決めた。
こんなに話していて楽しいなら、顔はどうでもいい！
「付き合います！」
それから母が亡くなるまで時間が全く取れないので
実際には会えなかった。
でも、すでに結婚の話も出ていた。
母がなくなって私がもうすぐ二十歳になろうとするころ、
旦那が札幌にやってきた。
変なやつだったら、札幌の街でまいて逃げてやろうと思っていたのだが・・・笑。
空港まで迎えに行って、約束の場所とは違う場所から旦那を確認した。
まるでテレクラのようだが・・・汗。
旦那はかわいかった。
もっとイカツイ人なのかと思っていたら、優しそうな男前だった。
はっ！！！男前だ！！！！！！！ばっちり好みだ！！！
こうして現実世界での遠距離恋愛が始まった。
私の一番つらかった時期をリアルタイムに支えてくれた人は
旦那だけだったから、旦那以外は考えられなかった。
私は、この人と結婚しようと決めていた。
運命の出会いってあるんだなぁ・・・
捨てる神あれば拾う神ありだなぁ・・・
と思った出来事でした。
ホント、出会い系じゃないのよ。
健全なチャット。笑。
まず、なかなか信じてもらえないけどね。
でもホントです。
だって、ＯＤＮの「健康」っていう部屋でしゃべってたんだから。
ほら、私、看病中だから「健康」に興味があって。笑。
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