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メキシコ放射性物質盗難、容疑者6人が入院

AFP=時事 12月7日(土)15時43分配信

メキシコ放射性物質盗難、容疑者6人が入院

メキシコ北西部ティフアナで、トラックに積まれる放射性物質が入った医療機器(2013年11月27日撮影、同12月4日提供)。

【AFP=時事】メキシコ中部のイダルゴ(Hidalgo)州で2日に放射性物質「コバルト60」が入った医療機器を放射性廃棄物貯蔵施設に運んでいたトラックを強奪したとみられる男6人が身柄を拘束され、中部地域の病院で放射線症の治療を受けていることが分かった。複数の当局者が6日、明らかにした。

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 奪われたトラックは4日、首都メキシコ市(Mexico City)から北に70キロほど離れた場所で見つかり、コバルト60を含むがん治療機器はトラックから1キロほど離れた場所に置かれていた。容疑者らはこの治療機器に触っていたとみられている。連邦検察庁の報道官によると、6人は環境関連の法律に違反して危険物を輸送した容疑がかけられている。

 イダルゴ州の保健当局高官によれば、連邦警察は5日夜、6人のうち吐き気や嘔吐(おうと)、目まいの症状があった16歳の少年と25歳の男を病院に送った。さらにその数時間後に、他の4人も病院に運ばれた。最初に入院した2人の健康状態には「深刻な問題」が生じているという。当局は病院の周辺を封鎖した。

 メキシコ原子力安全・保障措置委員会(CNSNS)によると、コバルト60に触れた場合、短期間で命を落とす危険がある。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:12月7日(土)17時2分

AFP=時事

 
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