戦闘機ばかりを強化する中国空軍、アンバランスな構成が作戦能力を著しく制限している―英軍事誌
XINHUA.JP 12月7日(土)14時26分配信
中国紙・環球時報は6日、中国は近年、何度も新型航空装備で世界を震撼させていると報じた。
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4日付英軍事誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは「照準はさらに高く:中国の空中野心」と題した記事で、中国が研究開発した軍用機の能力は全体的に急成長していると論じた。その一方で、中国航空工業部門は人民解放軍のニーズを完全に満足させることができず、そのため、中国はやむなくエンジンを始めとする航空装備を輸入しているという問題点も指摘している。
だが、記事は、中国空軍にとって最大の問題はエンジンではなく、アンバランスな構成にあると指摘する。中国空軍のアップグレードは戦闘機に集中しており、支援戦闘機ではない。輸送機や給油機のアップグレードも限られている。その結果、解放軍は局地的な作戦能力と限られた輸送能力しかないという事態を引き起こしているという。
たとえば輸送ヘリは米国の7分の1、C−130のような戦術輸送機は米国の13分の1、戦略輸送機は米国の14分の1。米空軍は570機の給油機を保有しているが、中国空軍はわずか10機のみだ。
空中給油能力も解放軍空軍の最大の弱みの1つ。今のところ、空中給油機HY−6が約10機あるのみだ。こうした局面を改善しなければ、中国空軍の作戦能力は厳しく制限されると記事は指摘している。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
最終更新:12月7日(土)14時26分
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