東京電力が福島第1原発事故の廃炉・汚染水対策費として今後10年間で新たに確保するとしていた1兆円について、捻出にめどをつけたことが7日、分かった。ただ、順調な経営再建を前提としており、想定通りにいくかは不透明だ。 発電所や送電線の新設、更新の先送りや、資材調達での競争入札拡大により費用を圧縮し7400億円を捻出。その他の経費削減の積み上げ分を合わせると1兆円超を確保できるとしている。 東電はこの資金を、溶けた燃料を取り出すための装置や汚染水をためるタンクの整備などの設備投資に充てる。
2013年12月07日土曜日
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