長嶋さんに輪島塗蒔絵バット贈呈

梶文秋輪島市長（左）から輪島塗蒔絵バットを受け取る長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督

輪島塗蒔絵バットには背番号３と太陽に見立てたボールを背景に天覧試合でのサヨナラ本塁打の姿がデザインされている

　巨人・長嶋茂雄終身名誉監督（７７＝報知新聞社客員）が６日、都内のホテルで国民栄誉賞受賞を記念して製作された輪島塗蒔絵（まきえ）バットの贈呈式に出席、石川・輪島市の梶文秋市長（６５）らから記念のバットを授与された。

　バットは長さ８５センチ、重さ約１キロのメープル素材。美しい漆黒の中に長嶋氏の背番号３とサイン、太陽に見立てたボールを背景に、天覧試合のサヨナラ本塁打の姿の蒔絵が描かれている。１２４もの工程を経て、約半年かけて作られた重厚な一品に、長嶋氏は「非常に感謝しております。子供を育てるようにバットを大事にしたいと思います」と感激していた。

　国民栄誉賞を同時に受賞した松井秀喜氏への記念バットもすでに完成しており、年明けにも松井氏に贈呈する予定だ。