2013年12月06日(金) 21:51
松山市の産廃処理業者レッグの汚水問題で、複数の松山市議会議員が市に圧力をかけたとする知事発言が波紋を広げる中、松山市の野志市長が中村知事と会談し、その真意を質しました。中村知事は、メモの中身を明らかにせず、市議会による実態解明が進まなければ対策費の一部を県費で負担するのは難しいとの考えを改めて示しました。中村知事は「当時、複数の松山市議が業者側に立ち市に圧力をかけていた。その証拠となるメモがある」などとして、県費負担の条件として市議会による実態解明を求めています。こうした中、野志市長は、6日午後、中村知事のもとを訪れました。野志市町が「愛媛県が財政的な支援を全くしないとなると松山市はとてももたないと思っています。これについてはご支援をお願いせざるを得ない」と述べると、中村知事は「だからこそ市議会議員さん、みなさん出てきてくれと。まずは名乗り出る」と応えたうえで、「市議会の中で実態解明が進められなければ対策費の一部負担は難しい」との考えをあらためて示しました。また、メモについては、「公的なものではなく、当時の担当者から個別にあがってきたものだ」とし、「まだ中身を明らかにするつもりはない」と述べました。
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