藤田光里が１位通過

　▽６日、静岡県袋井市・葛城ＧＣ（６４６６ヤード、パー７２）▽曇りのち晴れ、気温１４度、風速６・３メートル▽１０２選手

　今夏プロテストに合格したばかりのルーキー・藤田光里（１９）が３バーディー、３ボギーの７２で回り、通算９アンダーをキープ。２位に６打差をつけて１位通過した。

　前週までの激しい賞金女王争いでシーズンを終えた国内女子ツアーに、またまたピカッと光る新星が現れた。今夏プロテスト合格の“１年生”藤田だ。

　初挑戦の最終予選会。前日はベストスコア６６で単独首位に立ち、この日は「風に悩まされてショットの距離が合わなかった」と嘆きながらも、それを守りきった。札幌市生まれの道産子。スラリとしたアスリート体形で、色白だがテニスのクルム伊達公子似の顔立ち。スター性はたっぷりだ。

　「１位通過なんて実感がないし、来年どういう目標を立てればいいかもまだ分かりません。でもトップ通過に恥じないようにやりたい」と意気込む。平均飛距離２６０ヤードのドライバーショットが魅力で「飛ばして曲がらないティーショットを見てほしい」と、力強く語った。　（月橋文美）