村田８回ＴＫＯでプロ２勝目／詳細

【１回】

ピーターソンが鋭いジャブからのボディ攻撃で積極的に前に出る。一方村田はガードを高く構えながら、じりじりと前進し、ジャブ→ボディ→右ストレートのコンビネーションで攻める。中盤からは接近戦。体を押しつけるようにくっつくピーターソンに対しボディブローで対抗。途中ローブローの注意を受けるも、手数では村田が勝った。

【２回】

ガードを固めゆっくりと前進する村田に対し、ピーターソンは距離を詰めたり離れたり、試行錯誤するように左右のパンチを繰り出す。村田は、相手のパンチをガードで弾きつつ距離を詰め、ロープ際までくると上下に打ち分けるコンビネーションで攻め立てる。

【３回】

序盤から中盤にかけて、ピーターソンが手数で攻める。しかし村田はしっかりとガードし、逆にボディへ力のこもったパンチを集める。中盤以降はこのボディが効いたか、ピーターソンはガードを下げて足を使うシーンが目立つ。終盤、村田はピーターソンをコーナーに追い詰め左右のフックをボディにたたき込むも、ピーターソンは両手を広げて挑発。

【４回】

ピーターソンは中間距離からジャブや左ボディフックを繰り出す。そして村田が前進すると一気に距離をつめ、クリンチ気味に絡みつきながら小さいパンチをまとめる戦法。村田は手数で劣るも、クリーンヒットを許さずボディフック、右クロスなどをピーターソンのガードを割って正確に当て続ける。ラウンド最終盤には右ストレートを顔面にヒットさせ、ピーターソンがのけぞる場面も。

【５回】

村田の左ジャブに合わせ、ピーターソンは手数を出し村田を遠ざけようとする。しかし１分過ぎ、村田のワンツーが顔面にクリーンヒット。これを契機に村田がピーターソンをロープ際に追い詰め、顔面に何発も右ストレートをヒットさせる場面が続く。ピーターソンはしばらく防戦一方だったが、終盤にはクリンチなどを用いながら接近戦でコンビネーションを見せた。

【６回】

手数が減り、フットワークにも衰えが目立つピーターソン。それに対し村田は前進を続け、力強いワンツーでロープ際に簡単に追い詰めるシーンが目立つ。ピーターソンは終盤から足を使い逃げに転じ、村田がそれを追いながら有効打を重ねる展開が続く。

【７回】

ピーターソンは回復を狙って足を使い始める。前進する村田に対し牽制のパンチをふるうが、以前ほどの力は見られない。村田は中間距離からの力強い左フックや右ストレートでピーターソンをロープ際に追い込み、ボディの連打で攻める。ダウンこそしないが、ピーターソンは何度も動きが止まるなどダメージの色が鮮明になる。

【８回】

ＫＯを狙う村田は攻撃の手を休めず、ワンツー、左フック、右アッパーなど多彩なパンチでピーターソンを攻め立てる。ピーターソンは徐々に村田の勢いに押され、棒立ち状態に追い込まれる。１分過ぎ、顔面へのクリーンヒットが続いたピーターソンに対しレフェリーがスタンディングダウンを宣告。ここは８カウントで試合再開。しかしその後も村田は攻撃の手をゆるめず、再びピーターソンがコーナーに詰められ棒立ちになったところでレフェリーストップ。８回１分２０秒。村田がＴＫＯでプロ２戦目を飾った。