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怪物井上尚5回TKOで東洋王座獲得/詳細

5回、井上尚(左)はマンシオに左フックを打ち込む(撮影・山崎安昭)
5回、井上尚(左)はマンシオに左フックを打ち込む(撮影・山崎安昭)

<プロボクシング:東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦12回戦>◇6日◇東京・両国国技館

 東洋太平洋ライトフライ級1位井上尚弥(20=大橋)が、同級2位ヘルソン・マンシオ(26=フィリピン)と同級同王座を賭けて対戦。5回2分51秒TKO勝ちで王座を獲得した。

井上尚弥(20=大橋) TKO
5回2分51秒
× ヘルソン・マンシオ(26=フィリピン)

【1回】

序盤、井上はマンシオのジャブをステップバックでかわしながら、時おり距離を測るように左ジャブ、右ストレートを差し込む。中盤、井上の右フックが顔面をとらえ、マンシオは後退。井上は前進しながら左右のパンチの回転をあげる。その後も終盤まで井上が攻め続け、ラウンドを支配する。

【2回】

井上は左回りにステップしながら細かいジャブを差し込む。マンシオの打ち終わりを狙って左フックを上下に的確にヒットさせていく。マンシオも左右の大きなフックを振り回すが、井上はガードとバックステップでクリーンヒットを許さない。2分30秒すぎ、井上は左ボディでガードが下げたところへマンシオの顔面へ右フックをヒット。さらに後退するマンシオを追うようにワンツーをクリーンヒットさせると、マンシオは尻もちをつくようにダウン。カウント8で立ち上がる。場内からは尚弥コールが巻き起こる。井上は勢いよくコーナーを飛び出し、ジャブの連打でマンシオをロープ際へ追い込む。マンシオも大きなフックやアッパーで懸命に反撃。そのままラウンド終了。

【3回】

井上は回転を下げるも、左ボディフックを中心に的確にパンチを当てる。マンシオは前進するが、井上はパンチをしっかりとガード。逆に打ち終わりを狙ってコンビネーションをたたき込み、マンシオを後退させるといった展開に終始し、ラウンド終了。

【4回】

マンシオは左右のフックを力強く振り回すが、井上のガードとディフェンスに阻まれる。井上はマンシオのパンチを受け流しつつ、打ち終わりを狙ってワンツーや右フックをヒットさせる。ラウンド終盤、マンシオの手数が減ると井上は前進。上下左右にパンチを繰り出しマンシオを痛めつける。ラウンド終了後、途中採点が発表され、ジャッジは3者全員が40-35で井上支持。

【5回】

採点を受け、マンシオが積極的に前進。肩をつけ井上のガードを弾こうと大きなパンチを繰り出す。しかし井上は依然、ガードやスウェーバックでクリーンヒットを許さない。中盤、井上がラッシュを仕掛け逆襲。マンシオは防戦一方になり、頭を低くして逃れようとする。ラウンド終了間際、井上がマンシオをコーナーに追い詰めたところでレフェリーが割って入り試合終了。5回2分51秒、TKO勝ちで井上尚弥が東洋太平洋王座を獲得した。

 [2013年12月6日22時42分]

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