「和」をモチーフにした水槽に、光と映像を加え、金魚を展示するアートアクアリム展の入場者が、1万人に達しました。

　アートアクアリウム展は、約50個の水槽に展示された5000匹の金魚とライティングや映像を組み合わせた札幌初開催のイベントです。先月30日の開幕から連日数千人の来場者が訪れ、7日目の6日、入場者数が1万人に達しました。1万人目の来場者となった札幌市豊平区の会社員飯渕典子さんには、記念品が贈られました。アートアクアリウム展は、来月19日までサッポロファクトリーで開催されています。

　今年7月の参院選をめぐる「1票の格差」訴訟が全国で行われていますが、6日、札幌高等裁判所は、違憲状態にあるとしながらも、選挙は無効であるとする原告の訴えを退けました。

　7月に行われた参院選では、議員1人あたりの有権者数が最も多い北海道選挙区と、最も少ない鳥取選挙区で4.77倍の格差がありました。これは憲法に違反しているとして、弁護士グループは、選挙の無効を求め裁判を起していました。札幌高裁の山崎勉裁判長は、「憲法の投票価値の平等の要求に反し、違憲状態であった」としながらも、「4選挙区で改正が行われ、選挙区間の較差が縮小した状態で選挙は行われた」として、選挙は無効であるとする原告の訴えを退けました。原告の弁護士は、7日までに上告する方針です。原告団の舛永英俊弁護士は、「憲法に違反するけれど、有効という判決は、小学生がきいても大人がきいても理解できない判決だ」と判決に対して不満を述べました。

　参議院本会議での特定秘密保護法案採決を目前に控え、札幌では、抗議デモが相次ぎました。

　札幌の駅前通りでは、民主党北海道の議員や市民らが抗議デモを行いました。また、札幌駅前でも札幌弁護士会の弁護士らが市民に法案成立の危険性を訴え、最後まで反対する姿勢を示しました。デモに参加した市民は、「とても怖い法案だと思う　都合が悪いことだから強行採決しようとしている」「強行採決されること自体が法案の問題点をあらわしていると思う」など、法案成立へ懸念の声が聞かれました。また、デモに参加した弁護士は、「仮に今回通ったとしても同じような声をあげ続けていく必要があると思う」と話していました。

　ことし2月、帯広市内のアパートで夫を包丁で刺して殺害した罪に問われている女に、釧路地裁は6日、懲役10年の判決を言い渡しました。

　林麻紀被告47歳は、ことし2月、帯広市内の自宅で、夫の重行さん当時52歳と口論になり、包丁で左胸を刺して殺害した罪に問われています。
　検察側は「致命傷の深さはおよそ14センチと深く、死ぬ危険性をわかっていたのは明らか」などとして懲役15年を求刑。
　これに対して林被告側は、「もみあいになって包丁を突きだしたところ刺さってしまった」などとして傷害致死罪を主張していました。
　6日の判決で釧路地裁は、「包丁を突き出す行為は人が死ぬ危険性をわかっていて行ったとみるべきだ」と殺人罪を適用し、林被告に懲役10年の判決を言い渡しました。

　今年も残すところ1か月足らず。札幌丸井三越が新年に発売する福袋を公開しました。キーワードは「プチ贅沢」です。

　丸井三越が公開した福袋。景気回復の流れを期待して、「プチ贅沢」をテーマに大相撲の番付にならって用意しました。
　丸井今井の「横綱」は、3万9800円の「家族米」。写真やメッセージなどを印刷したオリジナルの袋に入った1俵分のお米です。
　札幌三越は、豪華な黄金パックで勝負。24金の大判1枚、小判5枚に来年の干支、馬をモチーフにした額がついて201万4000円です。
　札幌丸井三越によりますと福袋は、各売り場で用意されていて来年1月2日に発売されます。

　登別の木工所では、年末年始の餅つきに欠かせない木の臼作りが行われています。

　登別の木工加工業「阿波銘木」では、道内産のサクラやメジロカバを使って木臼を製作しています。大木から長さ60センチほどに切り出した木材を丸い筒状に削った後、旋盤で削り込んでくぼみを作ります。仕上げの割れ止め剤をはけで塗りこみ、およそ1年かけて乾燥させ完成です。このため、いま製作しているのは1年後に出荷する製品です。
　この木臼作りは1月いっぱい行われます。