WindowsXPからWindows7(ウインドウズ7)のパソコンに買い替えたので、 WindowsXPで使用していたHDD(ハードディスク)の中のデータを Windows7(ウインドウズ7)のハードディスクへ移そうとしたんだけど、 なんかフォルダに鍵マークがついていて、ファイルや画像データを 開こうとすると、「アクセスは拒否されました。」とメッセージが 表示されて、ファイルを見たり、開いたりできない! うむむ、 それではと、Windows7のHDDへデータを移動やコピーさせようとすると、 今度は、「この操作を実行するアクセス許可が必要です。」や 「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました。」とか表示され、 どうやってもファイルのコピーやファイルの移動もできない!
・・・こんな症状で悩まされている人はたくさんいると思います。 私もすごく悩みました。いろいろファイルやフォルダの セキュリティ設定の変更箇所をいじっても鍵マークは消せても ファイルが開けなかったり、画像ファイルが表示できなかったり・・・ でも、じっくり何度も何度も設定変更を試していたおかげで、 この問題を対処するやり方が理解できました! 誰でも設定を適切に変更すれば簡単に解決できます! なんと言いましょうか、Windows7はセキュリティ機能を強化しているので、 ファイルやフォルダにもそれぞれ所有権とアクセス権という面倒臭い設定が されているのです。(かなりやっかいで余計な機能ですよ、マイクロソフトさん。) でも所有権とアクセス権を変更するやり方がありますので大丈夫です。
【フォルダやファイルのアクセス権と所有権を変更する方法 その1】
実は、フォルダやファイルには、所有者の情報が保持されています。 WindowsXPのデータをWindows7で見たり、開いたりできなかったのは、 そのデータが、WindowsXPのときの所有者情報とWindows7の所有者情報と 異なっているからです。ですので、その所有者情報を変更してやれば、 無事にファイルを見たり、開いたり、アクセスしたりできるようになります。
それでは、まず、ファイルが開けないデータが入っているフォルダを選択して 右クリックメニューを表示→「プロパティ」を選択してください。 プロパティウインドウが表示されるので、「セキュリティ」タブを選択し、 右下の方にある「詳細設定」ボタンをクリック。するとまた、 ウインドウが開きますので、今度は、「所有者」タブを選択、 左下の方にある「編集」タブをクリックします。 開いたウインドウの中に「所有者の変更」と書かれている欄があるので、 自分のアカウントを選択し、ウインドウの下の方にある 「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」と書かれている ところのチェックボックスにチェックを入れて、「適用」ボタンを押します。 そうしたら、いったん、「OK」ボタンを押して、これまでに開いた プロパティのウインドウを全部閉じます。これで無事に設定が完了し、 ファイルが開ける用になったと思います。もし、この手順でファイルが 開けなかったり、「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」 と書かれているチェックボックスの表示自体がなかった場合は、 この今の時点で、Windows7のハードディスクへWindowsXPで使用していた HDD(ハードディスク)の中のデータがコピーや移動がすでにできる状態に なっている場合がほとんどですので、試してみてください。
もし、Windows7の方のハードディスクへコピーや移動ができたのなら、 そのファイルが開けるかどうか確認してみてください。無事に開けるのなら、 Windows7のハードディスクの方にデータをコピーすればOKですよね。 所有権さえちゃんと変更できていれば、Windows7(ウインドウズ7)の方の HDD(ハードディスク)にデータを移せば、全てのファイルやフォルダが 開けると思います。それにしても、Windows7はセキュリティ機能が強化 されているので、古いパソコンからデータを移すのも大変ですね。(汗)
【フォルダやファイルのアクセス権と所有権を変更する方法 その2】
もし、上記の「フォルダやファイルのアクセス権と所有権を変更する方法 その1」 のやり方でも上手くいかなかった場合、今度は、こちらの手順を試してみてください。
『所有権を変更する!』
まず、パソコンには、管理者権限のあるユーザーでログオンしてください。 ここでの説明例は、WindowsXPのときに使っていた外付けのハードディスクを Windows7で見られるようにするために、フォルダやファイルのアクセス権と 所有権を変更する手順です。所有者の権限を変更したい外付けの ハードディスクドライブの上にマウスカーソルの右クリックメニューを表示させ、 「プロパティ」を選択します。「セキュリティ」と書かれているタブをクリックし、 右下の方に表示される「詳細設定」をクリックします。新しいタブがメニューが 開きますので、次は、「所有者」と書かれてあるタブを選択し、「編集」と 書かれているボタンをクリックしてください。すると、現在の所有者一覧が 表示されるので、その一覧の中から、新しい所有者を選択します。 ここでは、現在ログオンしている管理者のあなた自身のログオンアカウントか、 「Administrators」を選択し、すぐ下に「サブコンテナとオブジェクトの所有権を 置き換える」と書かれているチェック欄にチェックを入れ、 「OK」ボタンを押します。すると、「○○○の内容を読み取るのに 必要なアクセス許可がありません。(○○○はフォルダ名やファイル名)」みたいな 感じのアクセスの許可を求めるメッセージが表示されるので、 「はい」を押してください。すると、一旦、プロパティを閉じてください みたいな感じのメッセージが表示されるので、プロパティを全部閉じれば、 所有権の変更は完了です。開いているプロパティウインドウを全部閉じた後、 フォルダやファイルがちゃんと開けるか確認してみてください。 所有権の変更を行っても駄目な場合もあります。その場合は、 以下の『アクセス権も変更する!』を行ってみてください。
『アクセス権も変更する!』
フォルダやファイルの所有権をちゃんと変更できていても、 アクセス権の設定が適切なものになっていない場合があり、 ファイルやフォルダにアクセスできない場合があります。 その場合は、アクセス権も適切なものに変更する必要があります。
途中までの手順は、所有権を変更したときと同じです。 まず、パソコンには、管理者権限のあるユーザーでログオンしてください。 所有者の権限を変更したい外付けのハードディスクドライブの上に マウスカーソルの右クリックメニューを表示させ、「プロパティ」を選択します。 「セキュリティ」と書かれているタブをクリックします。 「グループ名またはユーザー名」と書かれている欄には、 現在ログオンしている管理者のあなた自身のログオンアカウントか、 「Administrators」が表示されています。もし、現在ログオンしている 管理者のあなた自身のログオンアカウントか、「Administrators」が 表示されていない場合は、「追加」することで、 「グループ名またはユーザー名」と書かれている欄に表示されます。 で、「グループ名またはユーザー名」と書かれている欄に表示されている、 現在ログオンしている管理者のあなた自身のログオンアカウントか、 「Administrators」を選択し、すぐ下の「○○○のアクセス許可 (○○○はアカウント名)」と書かれている欄の「フルコントロール」の許可の列に チェックマークがついているかどうか確認してください。 もし、「フルコントロール」の許可の列にチェックマークがついていない場合は、 「編集」と書かれているボタンを押し、「フルコントロール」の許可の列に チェックマークをつけてください。「フルコントロール」の許可の列に チェックマークをつけたら、開いているプロパティウインドウを閉じて、 フォルダやファイルが開けるか確認してみてください。 たぶん、これでフォルダやファイルを開けるようになっていると思います。