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韓国も防空識別圏拡大を決定12月6日 21時24分
中国が東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定した問題を受けて、韓国も自国の防空識別圏を拡大することを決め、拡大範囲は中国だけでなく日本の防空識別圏とも重なるものとみられます。
中国政府は沖縄県の尖閣諸島の上空を含む東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定しましたが、その一部は韓国の防空識別圏とも重なっています。
さらに、中韓両国が管轄権を争っている、海面の下に隠れている暗礁「イオ島」の上空が含まれていることから、韓国は防空識別圏の範囲を変更するよう求めていますが、中国は応じていません。
こうしたなか、韓国政府の当局者はNHKの取材に対して、韓国も自国の防空識別圏の拡大を決めたことを明らかにしました。
拡大の範囲については明らかにしておらず、8日に発表するとしています。
ただ、韓国のキム・グァンジン国防相は5日、日本と中国が防空識別圏に含めている「イオ島」のほか、韓国南部にあり、その領空の一部が日本の識別圏に入っている「マラ島」と「ホン島」の周辺も含める方針を示しています。
このため、韓国の防空識別圏の拡大範囲は、中国だけでなく日本の識別圏とも重なるものとみられます。
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