5日、参議院の委員会で強行採決された特定秘密保護法案。 与党は、6日夜にも本会議で可決・成立を目指す構えですが、「議論が拙速すぎる」などと関西でも6日、抗議集会が開かれるなど反発の声が広がっています。 「秘密保護法案反対!」(デモ参加者) 6日昼過ぎ、神戸市役所前にはおよそ300人の市民が集まりました。 このデモは、市民グループが主催したもので、参加者たちは「与党の暴走だ。国民の知る権利を守ろう」などと声を上げ、法案の廃案を訴えました。 怒号が飛び交う中で5日、行われた、参議院・委員会での強行採決。 秘密の範囲やチェック機関をどうするのか、といった議論が尽くされないまま、与党はあくまで今の国会での成立を目指しています。 「拙速というか、時間をかけて欲しい。何も分からないまま決まっている。」(20代男子学生) 「反対ですね。国民の知る権利が心配」(20代女子学生) 「中国や韓国などの周りの国の情勢を考えると、これから国が守られていく点では必要かと」(20代男子学生) 「国民に対して誠実であって欲しいと思う。ちゃんと説明するとか」(30代女性会社員) 与党の国会運営に対しても不信の声が高まる中、参議院本会議での採決は、6日夜にも行われる見通しで、与野党の攻防は大詰めを迎えています。 (12/06 18:28)