秘密保護法案:6日参院本会議の採決強行 自公が方針確認

毎日新聞 2013年12月04日 11時44分(最終更新 12月04日 13時39分)

参院国家安全保障特別委員会で、森雅子特定秘密保護法案担当相の答弁を静かに聞くように促す安倍晋三首相=国会内で2013年12月4日午前10時35分、梅村直承撮影
参院国家安全保障特別委員会で、森雅子特定秘密保護法案担当相の答弁を静かに聞くように促す安倍晋三首相=国会内で2013年12月4日午前10時35分、梅村直承撮影

 法案の採決日程について、自民党の石破茂幹事長は「法案の論点は衆参両院の審議を通じて明らかになった。採決の時期が来つつある」と記者団に述べた。ただ与党幹部は参院で野党が反発して6日中の採決が困難になった場合、短期の会期延長を行う可能性も示唆した。

 同特別委は4日午後、さいたま市で地方公聴会を開催するが、共産を除く民主、みんな、日本維新の会、社民の野党各党は欠席する方針だ。民主党は4日午前に参院議員総会を開き、郡司彰参院議員会長は与党の審議強行について「数の横暴だ。自民、公明のやり方は日を増して理不尽さを増している」と批判。法案成立阻止へ徹底抗戦を指示した。また榛葉賀津也参院国対委員長は、与党と法案修正で合意している維新、みんなを含む野党各党と連携する方針を強調した。【木下訓明、高橋恵子】

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