維新:原子力協定に反対へ 石原氏は「賛成」表明
毎日新聞 2013年12月05日 20時18分(最終更新 12月05日 20時23分)
日本維新の会国会議員団は5日、両院議員総会を国会内で開き、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE)両国に原発輸出を可能とする原子力協定に反対する方針を決めた。ただ、石原慎太郎共同代表は記者団に「私は賛成だ」と述べ、造反の可能性を示唆した。
両院議員総会で採決した結果、トルコの原子力協定は反対33、賛成25、棄権3だった。UAEの協定は反対31、賛成28、棄権2で、ともに反対が上回った。
原発政策を巡っては、推進派の石原氏ら旧太陽の党系の議員と、脱原発を目指す橋下徹共同代表に近い大阪系の議員で意見が対立。特定秘密保護法案への対応に続いて党を二分する事態となった。【阿部亮介】