秘密保護法案:安倍政権、教訓忘れ 「数任せ」に逆戻り
毎日新聞 2013年12月06日 00時56分(最終更新 12月06日 03時08分)
一方で、第1次安倍政権は教育基本法改正(06年)や、憲法改正手続きを定めた国民投票法(07年)などを巡る国会運営が野党から「強引」と批判され、結果的に、07年参院選の惨敗につながった経緯がある。
共産党の志位和夫委員長は5日の会見で「第1次政権当時の『数の暴走』『数の暴力』の姿に戻った。今回の強行劇は、安倍政権の終わりが始まったということだ」と批判した。
「支持率がどう変わるか。それが一番怖い」(政府関係者)。数の力を背景にした強気の政権運営は、危うさもはらんでいる。【中田卓二】