大阪府の公募で昨年４月に就任した民間出身の男性部長級職員（６４）がセクハラ行為をした疑いがあるとして、処分されることが分かった。４日午後に松井一郎知事が記者会見で公表し、謝罪する。公募による民間人からの登用を巡っては、大阪市の区長や校長にもセクハラなど不祥事が相次いでいる。

　男性職員は、証券会社勤務を経て、２００５年から５年間、三重県の市立中学で民間人校長も務めた経験もある。府は部長級の公募を１２年から始め、この男性職員を初めて採用した。書類選考と幹部面接を経て、松井知事が最終面接で決めた。