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東京都議会の5日の代表質問で、徳洲会グループから5000万円の資金提供を受けていた猪瀬直樹知事(67)が批判の集中砲火を浴びた。この日質問した自民、公明、共産、民主の4党がそろってこの問題を追及。四面楚歌(そか)状態の猪瀬氏は答弁で自らの正当性を主張した上で、知事辞任もあらためて否定したが、納得できない都議からヤジと怒号が飛び交った。
「ふざけるな」「そんな説明で納得すると思っているのか」。共産、民主両党の質問に相次いで答弁に立った猪瀬氏の声は、すぐに容赦ない罵声にかき消された。それでも淡々とスピーチする猪瀬氏。「都議会の皆さんと車の両輪となって自分の責任を全うしたい」と辞任否定発言を繰り返すと、「今の状況分かってんのか」などとさらなる怒号を浴びた。
「なぜ(5000万円を)銀行に預けず、妻の貸金庫を使ったのか」との共産党の質問には「大金を目にしてビックリして、自宅に置いておくわけにもいかないと思った」と珍回答。「ビックリって何だ…」と失笑が漏れた。
猪瀬氏は「徳洲会グループに便宜を図ったことはない」「(偽物疑惑が出ている)借用証は私がきちんとサインした本物」などと従来の説明を繰り返し「思慮のなさは反省している」と述べた。
また、最大会派の自民党と第2会派の公明党は「疑惑が晴れないうちは議論できない」と猪瀬氏に一切答弁を求めない異例の対応を取った上で、質問では厳しく批判。自民党は「知事の言葉を信じる都民がいるとは考えられない」と厳しく指摘し、公明党も「病院や老人保健施設の設置に関し、都が許認可や補助金の権限を持つことは都政関係者なら常識」と切り捨てた。この間、猪瀬氏は手元にあるペーパーを熟読するなどして、平静を装っていた。
都議会の総務委員会はこの日夜に理事会を開き、9、10の両日に知事を呼んで5000万円問題を集中審議することを決定。一問一答形式で、徹底的に猪瀬氏を追及する構えだ。
公明党のある都議は「総務委員会で一問一答でじっくり聞く以外、猪瀬氏の言い分が本当かどうか確認がしづらいからね」と息巻いた。猪瀬氏にとって、総務委員会は正念場になりそうだ。
(2013年12月6日06時03分 スポーツ報知)
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